出版社内容情報
目が覚めたら、スタンレーはぺちゃんこになっていた……身長122cm横幅30cm厚さ1.3cmのぺらぺらの男の子が活躍する痛快な物語。 小学校低学年~中学年
内容説明
ジェフ・ブラウンと、98年度国際アンデルセン賞受賞画家、トミー・ウンゲラーとのコンビがおくるユーモアあふれる極上の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiaki
41
もうのっけから大笑いでした。寝ている間にお部屋の掲示板の下敷きになってしまったスタンレーは、厚さ1.3㌢のぺちゃんこに!そんな姿に悲観的になるどころか、ドアの隙間から出入りしたり、封筒に入って航空便で送られたり、凧としてあげられたり、むしろぺちゃんこを活かしまくるスタンレーに、弟アーサーはぺちゃんこを羨ましがります。でも有名になればなるほど、心無いことを言う人もいる訳で…。お母さんの一言がとてもいい。弟のまさかのアイデアにびっくり!笑 ユーモアでいっぱいの一冊♡絵はトミー・ウンゲラー。2021/02/27
いろ
26
8歳男児に1人読み用児童書を。今回は,以前から気になっていた面白そうなこの本を。ダイニングテーブルに置いていると,時々立ち寄っては少しずつ読み進め,「面白いよ!1.3cmの厚さになるんだよ!」「すごいよ!扉の隙間とかからも出入りできるよ!」「クルクル巻いて運ばれるって!」「弟が羨ましくて真似しようとするよ!」いちいち面白いと思ったところを報告してくれる^^ 後半は泥棒退治と新たな展開があったり,楽しめる。終盤の母親,親としては当然だけど,展開として無理矢理な発言という気もした。ラスト,弟くんの活躍もいい☆2017/01/20
タカラ~ム
21
「はじめての海外文学vol.3」の児童書部門に推薦されている作品。ある朝、大きな掲示板の下敷きになってしまったスタンレーくん。両親が板を取り除くと、そこに変わり果てた息子の姿が!...という話ではないのでご安心を(笑)。他の子とは違っているけど、それはちっともおかしなことじゃない。人はそれぞれ違っていいんだよ。スタンレーくんのお父さんやお母さんのように、子どもの個性や子どもの感性を尊重できる親ってスゴイな~と思います。2018/01/13
みつばちい
19
夏のオススメリスト選書のため再読。ぺちゃんこになったために、封筒に入って航空便で友達の家に行ったり、凧として飛んだり、、面白いなぁ。2019/07/18
モルツ
19
掲示板の下敷きになってぺちゃんこになってしまったスタンレー。排水溝の指輪を取ったり、封筒に入って遠くの友達の家に行ったり、絵画泥棒を捕まえたりと大活躍!ぺちゃんこって素敵!ぺちゃんこなってしまっても悲嘆にくれたりせずに、まっすぐに受け止める両親がすてきだなぁと思いました。子供のために一緒になって考えてくれるお父さんとお母さんがいるスタンレーと弟アーサーが羨ましい。2012/10/29