出版社内容情報
光と影、角度を工夫して撮影した14枚の写真が、読者をあべこべの世界へ誘ないます。錯覚の秘密に迫る、美しい写真科学絵本。 小学校低学年~中学生
内容説明
この本は“視覚”のゲームです。みなさんはこのゲームで、自分の観察力をみがいてください。人によっては、錯覚が起こりにくいものがあるかもしれません。おもしろいことに、だれにでも同じように錯覚が起こるわけではありません。人によってちがいがあるのです。なぜそうなるのかは、専門家にもまだはっきりとわかっていません。
目次
へっこんでいたはずなのに…
鏡のマジック
魚はなんびき?
宙にうかぶ物体?
ここは何階?
錯覚三角
ふしぎな立方体
にせものさがし
その正体は?
色紙の階段〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美紀ちゃん
64
これ大好き。この絵本はどこで読み聞かせをしてもみんな驚く。時間のない時には、1番はじめの白い粘土のページと後ろの鹿が見えるページを何回かひっくり返すだけでも、教室が湧く。やり方のコツを覚えると、クラスの担任の先生も喜ぶ。そして、これを読んだ後は、この本はそのクラスに大人気になり予約が殺到する。ウォルター・ウイックさんの写真はすごい!「ひとしずくの水」の絵本も素敵。「ミッケ」ももちろん大人気。2020/09/15
しゅわ
48
【図書館】タイトルの通り、視覚を使ったトリックがいっぱいの一冊です。娘とふたりページをめくりながら「あれ?」と不思議に思いながらたっぷり楽しみました。巻末に全部の仕掛けの解説が載っていて、大人でも勉強になりました。2016/09/25
ぼりちゃん(旧 aiaimo`olelo)
36
読み友さんのレビューに惹き寄せられて手に。冒頭の「読者のみなさんへ」から いきなりやられた〜!自分の目で認識したはずの世界が、本を上下さかさまにするだけでひっくり返される。どうなってるの!?と 息子と何回もページをのぞきこんだ。特に「へっこんでいたはずなのに…」と「宙にうかぶ物体」は凄い。錯覚がはまり過ぎていて、解説を読んでも脳がついていかないものも😂 母 しばらく入院のため読み聞かせができなくて寂しいけど、息子と一緒に読んだ絵本をいくつか持って来たのでそれを楽しみたい。絵本があって良かったな。 6歳2021/11/10
ひほ
30
読友さんの感想を読んで気になった一冊。一生懸命意識を変えながら見て納得するものの、いいじゃん へ~なんか変、不思議~って楽しんじゃえばと思ってしまう私。2020/09/19
たまご
27
すごい! エッシャーの絵の様な,非現実な風に見える風景が,写真にとられている! もちろん,「そう見えるような角度」「照明のマジック」その他もろもろのここしかない条件角度もあるんですが,絵じゃなくて現実に再現してるのがすごいなー! このえほんの世界,どこがホントでどこかがおかしい.おかしさに気付けるかも宝探しのように楽しいですね! 2018/04/30