出版社内容情報
アンデルセンの自伝の第1章にあたる子ども時代に、デンマークの著名な画家、イブ・スパング・オルセンが絵をつけた美しい絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ochatomo
15
デンマークの国際アンデルセン賞受賞画家オルセン氏が挿絵を描いた「アンデルセン自伝」の生誕からコペンハーゲンに着く14歳(1805~1819年)までの第1章 絵本というには文章が多く読み応えがある 夢見がちで変わった子どもであることを自覚していたことがわかる 高い声が美しかったそう 当時の風俗も興味深い 原題“Af mit livs eventyr” 元本1985年 1996刊2021/05/21
lemon tea
3
アンデルセンの思春期そして大人への道へと出発していくまでが書かれた絵本。繊細な絵が美しい。母はアンデルセンを愛し可愛がったが母親さえも息子を突き動かす激しい望みや憧れを理解できていなかった。思春期のアンデルセンは説明できない自分の気持ちをどうすることもできないのだった。こういう自伝の絵本は今の子供は読むのかなぁ~?2010/12/14