出版社内容情報
ぶたばあちゃんと孫娘は長い間いっしょに暮らしてきました。ところがある日、ぶたばあちゃんは自分に死期が近づいたことを知り、ふたりは、ふたりが知っている一番よい方法でさよならをいいあいます。
6歳~
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
270
文のマーガレット・ワイルドはシドニー、絵のロン・プレックスはタスマニアとオーストラリアのコンビによる絵本。登場するのはぶたのばあちゃんと、孫むすめだけだが、行動は擬人化されている。ぶたばあちゃんの終末を描く。悲しくはあるが、最後の1日は美しい思い出に満ちている。これなら安心して神様の御元に行けそうだ。絵はとりたてて個性的というわけではないが、全体を包むパステルカラーが美しい。ことに最後のページの、孫むすめとガチョウが空を見上げるシーンが秀逸。2025/01/07
かおりんご
51
読み聞かせ(179)自分で読み聞かせをしていて、めちゃくちゃ切なくなりました。おばあちゃんが孫娘より先に死ぬのは、自然の摂理なんだけれど、でも悲しくなります。読み終わったあとは、子どもたちも、心なしかしんみり。2015/10/20
クリママ
50
私は、ぶたばあちゃんのように生きているか。両親はぶたばあちゃんのように生きたか。そして、私は孫娘ように見送ったか。そして、見送ってもらえるだろうか。胸に手を当てて思い出してみる。ぶたばあちゃんのように生き、そして、死にたいと思う。物の見事ににツボにはまり、涙が止まらない。2020/08/07
KEI
42
読友さんのレビューに惹かれて。 ぶたばあちゃんのなんとも優しく穏やかな最期を伝える絵本だと思った。ばあちゃんの様に自分できっちり人生の終わりに身の回りの諸々を片付け、可愛い孫娘と最期のひとときを過ごしたいと思う。内容にぴったりの水彩画も良かった。孫がいる方にお薦めしたい絵本です。2020/11/17
とよぽん
42
原題「OLD PIG」、何とシンプルな。年老いて命の終わりが感じられたぶたばあちゃん、自分の命のしまい支度をきちんと終えて、暮らしていた家の周りの美しい自然をこの世の最後に堪能し、長年慈しみ育てた可愛い孫娘と静かにお別れする。心温まる終焉だった。2020/04/06
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