内容説明
1万余の島嶼からなる国、トロピカル・フルーツとブーゲンビリア、ワヤンとバリダンス、そしてジャワ更紗の国インドネシア。だが、この国の長い歴史と文化、社会の実相は、まだ充分には知られていない。若くして日本軍政下のインドネシアに暮らした田中阿里子が再び故地を歴訪、この国の諸相への深い理解と溢れる思いで綴ったエッセイと、滞在8年、8万余の写真から厳選した有松房子の作品を収録。
目次
第1章 多島国インドネシア(インドネシアの歴史;宗教;社会および経済;言葉;民話;文学;音楽・芸能;舞踊;美術;染織;私の出会ったインドネシア)
第2章 旅行記(ジャカルタ;中部ジャワ;東部ジャワ;バリ)
第3章 あの人この人(クディリ会の人達;ガルダ会;留学生の中から;音楽関係の人;文学関係の人)