出版社内容情報
ベテラン脚本家・宮内婦貴子と俳優・奥田瑛二のコンビが、めぐりめぐる生命のふしぎさを桜の木と旅人を通して描いた絵本。 小学校中学年~中学生
内容説明
雪の下に、ふきのとうが芽をふきはじめたころ、旅人はもう旅をおえようと思いました。そう思ったとき、旅人の心にとてもなつかしく、おさびし山のさくらの木がうかんできました。そうだ、旅のおわりにもういちど、おさびし山のさくらの木に会ってこよう。旅人はそう思いました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
137
人にはそれぞれ大切にしたい場所があります。有名な巨樹ではなくても、そこにある一本の樹になぜか惹き付けられることがあります。…おさびし山のさくらの木が心に残った旅人は、美しさと儚さ、命の尊さを知りました。あなたにはもう会うことはできないのでしょうか。どこにいったら、いつなら会えるのでしょうか。それがどんな再会であったとしても、もう一度あなたのそばにいたいです。…新芽が吹き出す春が訪れました。里に生まれた男の子と、あなたが出会う日はいつになるのでしょう。いくつかの春が過ぎれば、きっと花は咲く。それが再会です。2021/04/11
ochatomo
13
奥田瑛二さんによる明るい色づかいの絵はわかりやすく私は好き 字も大きく読みやすい 『いのちはめぐりめぐるもの』 1987刊2019/04/05
ヒラP@ehon.gohon
9
【再読】大人のための絵本2025/03/17
ヒラP@ehon.gohon
9
Sカフェで読み聞かせしました。2025/02/19
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
8
読み比べ。こちらは奥田瑛二さんの絵。30年以上前に発刊されたそうです。明るいイメージでした。いのちとはめぐるもの。2019/05/30
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