目次
第1部 ニヒリズムの胎動―幕末社会の光と闇(怪文書「英将秘訣」の登場;福沢諭吉の「人間=蛆虫」説;伝統社会の解体がもたらしたもの ほか)
第2部 近代国家の終焉(病の極相としての昭和初期;ヴァーチャルな国家イメージの浮上―昭和期ナショナリズムの呪力;幼児退行としての超国家主義 ほか)
結び 「脱近代」文明への道(近代が封印してきたもの;「現在」は今どこにいるのか―日本文明四百年一サイクル説)
著者等紹介
川喜田八潮[カワキタヤシオ]
1952年京都市生まれ。文芸評論家、文学・思想誌「星辰」主宰。2002年4月より成安造形大学人間学講座助教授
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