内容説明
フランスパンを日本に定着させたパン屋の美味しくて心温まる100のショートストーリー。
目次
第1章 100年の物語(「藤井パン」の誕生;カフェのあるモダンな店「藤井パン」 ほか)
第2章 ドンクに歴史を刻んだパンとお菓子(黄金時代の製法で作る、ドンクのフランスパン;ハレの日のパン、ブリオッシュのバリエーション ほか)
第3章 美味しいものへの飽くなき追求(全国「シャトー」展開の夢;藤井幸男のエピソード(1)パートナーとしての夫婦 ほか)
第4章 共感し合う同胞たち(日本にパンの真髄を教えたフランスパンの神様―フランス国立製粉学校名誉教授 レイモン・カルヴェル氏;フランスパンはシンプルに食べよ―ドンク技術顧問 シモン・パスクロウ ほか)
次の100年に向かって―あとがきにかえて
著者等紹介
松成容子[マツナリヨウコ]
1959年岡山県生まれ。奈良女子大学食物学科卒業。おもに食べ物の生産、流通、文化、科学、料理などをテーマとする情報誌、書籍の編集制作に携わり、人々の暮らしや女性問題にも目を向けている。1992年より、パンとチーズの専門誌を多く手がける編集プロダクション「たまご社」代表。欧州型食育をモデルに実践的食育を展開するNPO法人「食育研究会Mogu Mogu」の代表理事としても活躍中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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kumako
10
第2章「ドンクの歴史に名を刻んだパンとお菓子」が読んでるだけで美味しい。写真の掲載がない商品は想像するのに何回か読み直しました。ドンク品質のフランスパンを日本に定着させる為に3年間という区切りをつけてフランチャイズを導入したという所にドンクの熱意を感じました。さりげなくホットケーキのレシピが載ってる…卵黄が多いんですね!2024/09/01
みさどん
7
パンが大好きで、好きな店を巡るために福岡に遠出もする私。我が県にもドンクがあって、よかったー。ハード系のパンがあんなに上手なドンクが、生粋の日本生まれとは知らなかった。本ではうまくいきすぎるほどに志や努力が実を結んでいる。ドンクの本ですもん。でも、実際にドンクは日本中で親しまれ、気持ちのよい接客ができている。味にこだわり、人を大切にしてきたポリシーが生きていると思えた。2015/03/08
すいそ・はいどろ
3
仕事がらみで読了。ボンパン(良いパン)を目指して走り続けた人たちの職人たちの会社の話。たぶん、きれいごとばかりではなかったのだろうけど、100年続く「食」の会社の凄みを感じました。2014/06/16
AliNorah
0
三宮のドンクへ行きたくなった!人の育て方も興味深かった。2014/08/17
高橋直也
0
老舗のパン屋さんがいつも最先端にいる。すごいことだと思います。百貨店にいたころドンクのパンが好きでした。我が家は子供の頃から今でも朝はパンです。今では近くにドンクが出来て良かったと思う日々です。そのパンの一つ一つがいとおしくなります。2020/06/09