内容説明
炭田の歴史・農学校・風車の利用・工作機械の発達・電気、電力技術の変遷・橋梁・織物、製紙の技術史・煉瓦焼成・製鉄等々。現在、開発の前に消えようとしている、日本の黎明期の技術を、詳細に記録した。日本の産業史を知るのに必読の書。
目次
札幌農学校の教育と模範家蓄房
筑豊炭田の歴史と産業遺産
たたらと高炉の距離
わが国における風車の利用
北部九州の稼働水車
古い機械で語る日本の工作機械の歴史
豊田佐吉と産業遺産
日本の電力技術の歴史と技術記念物
幕末期の電信機
佐久間象山と日本の電気技術の遺産
日本コンピューターの事始め
製紙技術の伝播と変遷
国産赤煉瓦焼成窯の技術史的研究
ホフマン輪窪
輸入鉄道トラス橋の系譜
日本最初の近代水道―横浜水道の創設
上総堀りと技術移転
愛知の産業遺産