幕末明治製鉄論

幕末明治製鉄論

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  • サイズ A5判/ページ数 524p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784750706252
  • NDC分類 564.09
  • Cコード C3057

目次

第1部 幕末の反射炉鋳砲と高炉製鉄(近代日本の基層へ;佐賀―築地・多布施;薩摩―集成館;伊豆―韮山の反射炉;水戸―那珂湊;豊前―安心院の佐田;鳥取―六尾;長州―萩;筑前福岡―博多;備前―岡山・大多羅;蝦夷地―古武井の高炉製鉄;南部―釜石鉄山地域の高炉製鉄;仙台頭の高炉製鉄;幕末における鋳砲・製鉄業の評価)
第2部 明治の製鉄近代化過程
第3部 文化史的視角から考える

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

人生ゴルディアス

3
名著。幕末からの近代化については『日本近代技術の形成』などもあるが、日本各地の製鉄事業に絞って詳述している。ただの技術論ではなく人物史も含まれる労作。ヒューゲニンの本一冊を頼りに、一足飛びに高炉製鉄に向かおうとした幕末の人々と、どうにか実現しようとした土着技術の職人たち。自力は無理だと悟って技術の輸入に舵を切りつつ、設備・技術・原料・燃料のローカライズがうまくできず挫折したり、そもそも市場がなくて立ち行かなくなったりと、教科書的歴史からでは味わえない話ばかりだった。2025/08/19

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