出版社内容情報
排日の嵐が吹き荒れ、皇国の熱狂が渦巻いていた戦前、時代に流されることなく正論を唱えた男がいた。「中国人蔑視批判」「働きすぎ批判」などいまに通じる主張をする一方、先頭に立って山中部への開拓をおこない、日系人の基礎をつくることとなる、鷲津尺魔その人である。
内容説明
抗日の嵐が吹き荒れ、皇国の熱狂が渦巻いていた時代、“正論”を主張し続けた男がいた。
目次
プロローグ 関東大震災の海外第一報
第1章 もう一つの明治維新
第2章 19世末の在米日本人社会
第3章 日本人ボスの大同団結
第4章 日本人のユタ・アイダホ州進出
第5章 カリフォルニアの「大和殖民地」
第6章 安孫子久太郎と尺魔
第7章 異端の筆