出版社内容情報
開発教育とは、いわゆる「南北問題」＝地球上の貧富の差の複雑な原因と構造を理解し、その解決のために何ができるかを考える教育学習活動である。地球社会が抱える最大の難題に立ち向かっていくためのベースとなる認識をわかりやすくまとめた最良のテキスト。
内容説明
本書は過去十数年にわたる開発教育の実践と理論とを筆者なりにまとめたものである。前半で開発教育の中心課題である南北問題と国際協力について述べ、後半で開発教育の理論と実践とを紹介する。
目次
序 南北問題とは何か？開発教育とは何か？
第１部 南北問題と国際協力（貧困の悪循環―バングラデシュの場合；南北問題の戦後史；日本の政府開発援助；ＮＧＯ―市民による海外協力）
第２部 開発教育の理論と実際（開発教育とは何か？；バングラデシュを救え―開発教育の内容と方法；子どもらの世界認識を広げる―開発教育の実際；学校教育の可能性；地球の国際化と開発教育）
終章 世界を見つめて地球に生きる
資料（南北問題・開発教育略年表；南北問題・開発教育関係文献リスト；開発教育・国際協力関係団体リスト）
