出版社内容情報
墓と書院と祭祀をめぐる果てしなき争い――。家格の優劣に徹底的にこだわる民族の性を、みずからも名門の家系=両班出身の著者が体験を通じてユーモアたっぷりに気述。韓国社会を解くキーワード・両班を軸に、国を亡ぼす身分制度と事大主義思想を批判する。
内容説明
みずから名門両班である著者が、亡国の内因を血への固執に見る。ユーモラスな文体で儒教を解説。
目次
三度目の帰郷
中世と現代が同居する街
墓地合戦始末記
沈・尹両家の紛争
国王まで仲裁に乗り出す
仇敵をやっつけるため外勢まで利用
目の上のタンコブは遮蔽せよ!
二百余年ぶりの和解〔ほか〕