出版社内容情報
◆地震と豪雨を経てもなお、輪島の漆文化を未来へつなぐ──
◇類い稀な工芸品として、現代アートとして、日常の漆器として、「輪島の漆」のこれから。
【特別対談を収録】
?小森邦衞[人間国宝]×桐本泰一[輪島キリモト代表]
?若宮隆志[彦十蒔絵プロデューサー]×桐本泰一
?高森寛子[スペースたかもり主幹]×桐本泰一
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地殻変動によって海の底から陸地に現れた珪藻土、湿気の多い気候、厳しい自然によって、輪島塗は育まれてきた。
2024年1月の地震と9月の豪雨は、この地にまたしても試練を課してきた。
それでも、確かな技術に支えられた輪島の漆は、必ずや次の未来を連れてくるだろう。
小森邦衞[人間国宝]、若宮隆志[彦十蒔絵プロデューサー]、桐本泰一[輪島キリモト代表]、高森寛子[スペースたかもり主幹]……漆の仕事、能登の復興について、語ってもらった。
【目次】
[対談]
?小森邦衞×桐本泰一「大地震・水害を乗り越え 輪島の漆文化をいかに継続させるか」
?若宮隆志×桐本泰一「アート、建築、日常……漆の可能性を求めて」
?高森寛子×桐本泰一「バブル以降、使い手の裾野を広げるために」
[エッセイ]
?高森寛子「輪島と輪島塗の記憶」
?秋山祐貴子「はる なつ あき ふゆ どれも愛おしい──輪島の四季」
?桐本泰一「産地・輪島塗の基礎知識」
内容説明
地殻変動によって海の底から陸地に現れた珪藻土、湿気の多い気候、厳しい自然によって、輪島塗は育まれてきた。二〇二四年一月の地震と九月の豪雨は、この地にまたしても試練を課してきた。それでも、確かな技術に支えられた輪島の漆は、必ずや次の未来を連れてくるだろう。小森邦衞(人間国宝)、若宮隆志(彦十蒔絵プロデューサー)、桐本泰一(輪島キリモト代表)、〓森寛子(スペースたかもり主宰)…漆の仕事、能登の復興について、語ってもらった。
目次
対談 大地震・水害を乗り越え輪島の漆文化をいかに継続させるか
輪島と輪島塗の記憶
対談 アート、建築、日常…漆の可能性を求めて
はる なつ あき ふゆ どれも愛おしい―輪島の四季
対談 バブル以降、使い手の裾野を広げるために
産地・輪島塗の基礎知識
著者等紹介
〓森寛子[タカモリヒロコ]
エッセイスト。東京・茗荷谷で漆に特化したギャラリー「スペースたかもり」を主宰。年に5、6回の企画展を開催している。婦人雑誌の編集者を経て、日本にあるさまざまな生活道具を紹介し、作り手と使い手をつなごうと、数々の試みを行っている
桐本泰一[キリモトタイイチ]
輪島キリモト代表。1962年石川県生まれ。筑波大学芸術専門学群生産デザインコース卒業。コクヨ意匠設計部を経て、輪島朴木地工芸桐本木工所入社。木地職見習い後、器、小物、家具、建築内装材に至るまで、漆が今の暮らしにとけ込むような可能性に挑戦。全国で個展、企画展活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。