出版社内容情報
人生のんびり、まっしぐら。
老いを愉しむ居酒屋作家の手ぶらでおいしい日常と旅。
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〈たった一度の人生だから、やっておきたいことがある。〉
八十歳が見えてきた。
残りの人生をどう生きるか。そして思った。
世の中はわかったからもう戸惑いはない。
あのときの初心に帰ろう。
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〈太田式80歳の心得〉
●健康を自己管理しよう
●思い上がらず謙虚でいよう
●大事な人に会いにいこう
●一人きりで旅に出よう
内容説明
生きてるうちが花なのよ。人生のんびり、まっしぐら。老いを愉しむ居酒屋作家の手ぶらでおいしい日常と旅。世を捨てず今を生きるススメ。
目次
1 八十歳を前に(一人でいる;健康法;世間への窓口 ほか)
2 日常あれこれ(美術展に行こう;錫ちろり復活;古酒を開封 ほか)
3 自分の旅に出る(初めての一人旅;北のモダンな街、函館;山陰の名居酒屋 ほか)
著者等紹介
太田和彦[オオタカズヒコ]
1946年生まれ、長野県松本市出身。デザイナー/作家。資生堂宣伝制作室アートディレクターを経て独立。2001~08年、東北芸術工科大学教授。18年、文化庁長官表彰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
122
作者初読み。居酒屋作家と言う通り、お酒絡みの話がが多い日常と旅を綴る一人が嬉しいエッセイ集。こんな方もいるのだなぁ・・と、そんな読後感。一人の勧めとは云うものの、安心できる家庭と家族があるのが前提かな(笑)2025/01/25
かずぼう
23
太田和彦氏の居酒屋本は、好み。本書でも地元静岡の店が紹介されている。私も行った事があるが確かに良い店。著者いわく『静岡ほど呑気に陽気に酒を飲む県はない』〜そうなの?まあ嬉しいね。反面『粘り強さがないので仕事の部下には不適』〜うわーでも当たっているかも。2025/04/17
toshi
10
怪しい探検隊で名前だけ知っていた太田和彦、はじめて読みました。 後半は旅がテーマで前半は特にテーマが無いエッセイ集。 酒に関する内容が多かったかな。 最後は松本近郊の話になるけれど、著者が松本で育ったとは知りませんでした。2025/01/19
coldsurgeon
8
まもなく80歳になる著者が、これからをどのように過ごしたいか、そして今は、どのように暮らしているのかを、エッセイとして書いている。後期高齢者と思えないほどの旅と酒と肴の記事ばかりだ。施設での集団生活はできないとばかりに、一人で考え、判断して、不良として生きていこうとしている。あこがれる面がある一方で、とまどう自分がいる。2025/02/28
Reading
6
年齢を重ねてリタイヤすると人は社会との接点が現役時代と比べて段々と希薄になっていきます。 社会参画を現役の頃よりも意識することが大事だということです。 その為には一人旅に出ることが大事だそうで、旅先を自分で決めて交通チッケットや宿泊先の手配や下調べなどすべて自分一人で行わなければならず、時間を守ったり周囲への配慮といったことを意識しなくてはならないので、ある程度緊張感を持ちながら過ごすことも出来るという事がメリットだそうです。 2025/01/03
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