秋田―環日本海文明への扉

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秋田―環日本海文明への扉

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  • サイズ A5判/ページ数 384p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784750518565
  • NDC分類 382.124
  • Cコード C0010

出版社内容情報

【推薦】中沢新一さん

「列島の北の果て、日本の奥の奥へとつながっている秋田は、一つの独自の宇宙をつくりなしてきた。そこを原郷とする写真論の思想家は、愛情をこめて、土地の細かな襞々を克明にたどり、忘れられかけた歴史の記憶を呼び覚ましながら、広大にして深々とした、魂の秋田ジオラマを描き出した。」



**********



古来、蝦夷と大和朝廷の境界に位置した秋田は、松尾芭蕉が『奥の細道』で辿り着いた北の到達点にして、日本海特有の哀愁を漂わせる、歌枕の聖地であった。



北限の秋田。先は魑魅魍魎が跋扈する未開の地……

しかし、「文明」の行き止まりとされたその地こそ、日本海以北の海を挟んで、大陸や島々の人々が行き交う北方民族たちの文化ネットワークへの玄関口であった。



異国から来訪する「マレビト」が起動する文化変容。

厳寒の雪国で洗練されていく精神と美意識。

従来の枠を超えて美術/写真史を論じてきた美術史家が、故郷・秋田を歩きながら、その風土の深層へと分け入り、日本文化の底流にある異形の風景を鮮やかに現前させる。

日本のもうひとつのルーツを解き明かす「裏日本史」。

内容説明

北限の秋田。先は魑魅魍魎が跋扈する未開の地…。しかし、「文明」の行き止まりとされたその地こそ、日本海以北の海を挟んで、大陸や島々の人々が行き交う北方民族たちの文化ネットワークへの玄関口であった。異国から来訪する「マレビト」が起動する文化変容。厳寒の雪国で洗練されていく精神と美意識。従来の枠を超えて美術/写真史を論じてきた美術史家が、故郷・秋田を歩きながら、その風土の深層へと分け入り、日本文化の底流にある異形の風景を鮮やかに現前させる。日本のもうひとつのルーツを解き明かす「裏日本史」。

目次

第1章 旅する光陰―その奥の奥の細道
第2章 北海の彼方へ―流刑地民族学の視点から
第3章 雪国の民俗―伝承の意味
第4章 縄文の粒子―四次元の秋田
第5章 宇宙から降るデザイン―雪の家から秋田工芸まで
第6章 秋田原郷―その風土と世界性
第7章 秋田街道を超えて―雪の果ての銀河
第8章 白い神々の憑依―オシラサマとシャーマニズム
第9章 春くる鬼―異人たちの饗宴
第10章 風の身体―土と光の記譜法

著者等紹介

伊藤俊治[イトウトシハル]
1953年秋田県土崎生まれ。東京大学文学部美術史学科卒業、同大学院人文科学研究科修士課程修了。東京藝術大学名誉教授。専門の美術史・写真史の枠を越え、アートとサイエンス、テクノロジーが交差する視点から多角的な評論活動を行う。『ジオラマ論』(リブロポート、ちくま学芸文庫)でサントリー学芸賞を受賞

石川直樹[イシカワナオキ]
1977年東京生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。人類学、民俗学への関心を深め、辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら、作品を発表する。2008年『NEW DIMENSION』(赤々舎)、『POLAR』(リトルモア)により日本写真協会賞新人賞、講談社出版文化賞、2011年『CORONA』(青土社)により土門拳賞、2020年『EVEREST』(CCCメディアハウス)、『まれびと』(小学館)により日本写真協会賞作家賞を受賞。著書に、開高健ノンフィクション賞を受賞した『最後の冒険家』(集英社)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nami

2
秋田の地理、歴史、伝統、それに関わる人々などなど、とても広い視野で書かれた本だった。お一人でこんな広範囲の事柄についてまとめられたなんて、本当に信じられない。驚異的な知識だ。この本で知った人たちがいる。折口信夫や土方巽などだ。この本に出てきた興味深い人たちをまた追っていきたい。2024/11/26

takao

0
ふむ2025/02/27

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