色から読みとく絵画―画家たちのアートセラピー

個数:
電子版価格
¥2,420
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

色から読みとく絵画―画家たちのアートセラピー

  • 提携先に3冊在庫がございます。(2025年05月01日 03時03分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 400p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750518077
  • NDC分類 720.2
  • Cコード C0070

出版社内容情報

──「なぜ、長谷川等伯の絵からは色が消えたのか」

──「なぜ、ユトリロは質感のある白を描いたのか」



傷ついた心を回復するプロセスが、作品の色には宿っている。

色彩心理の研究とアートセラピーに長年取り組んできた著者による、絵画との深い対話。



---------



〈 一枚の絵が生きた人間の物語としてあらわれる 〉



生きることに困難を抱えた画家たちは、内面に渦巻く感情をキャンバスに解き放ち、心を癒やし、生命の歓びを描いた──。

色彩心理の研究をもとに長年アートセラピーに取り組み、絵は人の心の表現だと考える著者が作品を深く味わう見方をつづる。



---------



 ■世間に認められない苦悩を乗り越え、奄美を描き続けた田中一村

 ■偉大な父という呪縛を抱えながら、美しい陰影を描いた葛飾応為……etc.



作品に込められた、一人の人間の苦しみ、孤独、病、そして生の歓びに迫る18篇。

内容説明

画家たちはなぜその絵を描いたのか。生きることに困難を抱えた画家たちは、内面に渦巻く感情をキャンバスに解き放ち、心を癒やし、生命の歓びを描いた。色彩心理の研究をもとに長年アートセラピーに取り組み、絵は人の心の表現だと考える著者が作品を深く味わう見方をつづる。

目次

1 色彩に見る心の変遷―ニキ・ド・サンファルと上村松園
2 色が消えるとき―長谷川等伯とモーリス・ユトリロ
3 水彩で心安らいだ文豪たち―夏目漱石とヘルマン・ヘッセ
4 陰影表現に見る、人生の光と影―葛飾応為とエドヴァルド・ムンク
5 自画像―画家の深層を映す鏡―フリーダ・カーロと石田徹也
6 怖い!けど見たい、ダークサイドの美―月岡芳年とフランシス・ベイコン
7 病から生まれた新たな手法―高村智恵子とアンリ・マティス
8 孤独に支えられた独創性―田中一村とジョージア・オキーフ
9 囚われを超えて、空を描く―イブ・クラインと仙〓

著者等紹介

末永蒼生[スエナガタミオ]
1960年代より美術活動の傍らアートの原点でもある児童美術の心理的調査に関わり、色彩心理の研究を行う。同時期より、年齢性別、障害の有無を越えた自由表現の場「子どものアトリエ・アートランド」を主宰し、主旨に賛同したアトリエが全国に広がる。1989年、色彩心理とアートセラピーの専門講座「色彩学校」を江崎と共に開講。多摩美術大学を始め内外の大学で講義を行う

江崎泰子[エザキヤスコ]
編集者として雑誌や本を手がける傍ら、ギャラリー運営の経営をもつ。1988年、末永とともに(株)ハート&カラーを設立。「色彩学校」の運営や講師を行う傍ら、高齢者ケアを中心としたアートセラピー活動を実践。色彩関係の出版企画、カラーデザインの仕事なども手がける。また、日本の伝統色に関する関心が高く、『源氏物語』の色から江戸の流行色まで、日本独自の色彩文化を研究し、今に伝えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

踊る猫

32
恥ずかしいことにぼくはアート(絵画)についてはまったくもってトーシロで無知蒙昧なのだけれど、この本はそんな予備知識がなくとも平たくぬくもりある文章で(小説仕立てのところなど、遊び心もスパイスとして効かせて)そんなアートの奥深い世界に案内してくれる。そこから見えるのは画家たちがそれぞれの人生をどのように生き、どうトラブルを栄養として絵画に反映させてきたか絵の具体的な色使いや伝記的事実を媒介に説こうとする著者たちの真摯な姿勢だ。そして、著者たちはアートがぼくたちにとっても身近な表現手段であることを教えてくれる2025/04/22

m

2
画家たちの用いた色でその深層心理を読み解く。珍しい視点とセレクトで興味深く読了。上村松園が女性だと初めて知った。2024/02/10

kaz

2
アートセラピーについては実はまだよく理解できていないのだが、画家の波乱に満ちた生涯と作品との関係が興味深い。図書館の内容紹介は『等伯の絵からなぜ色が消えたのか? ユトリロはなぜ質感のある白を描いたのか? 傷ついた心を回復するプロセスが、作品の色には宿っている。色彩心理研究に長年取り組んできた著者らが、作品を深く味わう見方を解説』。 2023/11/19

0
(2023,720.2)上村松園、確かに薄青にさし色の赤ですね。図録数冊を見返してみます。師匠と不倫し、シングルマザーの道には、絶大な母の後押しがあったのですね。2024/10/28

茨木あき

0
古今東西様々な画家のエピソードが読めて面白かった。葛飾応為さんと月岡芳年さん好きだなぁ。興味が湧いた画家の絵はネットでもっと調べてみてみようと思う。2024/02/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21485745
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品