出版社内容情報
《話題の人類学者による初のノンフィクション!》
──まるで小説のようなフィールド体験記
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日本を飛び出し、ボルネオ島の熱帯雨林に生きる狩猟民「プナン」のもとで調査を始める「K」。
彼らは、未来や過去の観念を持たず、死者のあらゆる痕跡を消し去り、反省や謝罪をせず、欲を捨て、現在だけに生きている。
Kは、自分とまるで異なる価値観と生き方に圧倒されながらも、少しずつその世界に入り込んでいく……。
内容説明
小屋が歩き、動物や虫たちが蠢く神話の森。鬱蒼としたそのジャングルを根城とする狩猟民のもとで調査を続ける「K」は、自分とは圧倒的に異なる価値観と生き方に魅せられ、その世界にはまり込んでいくのだが…。
目次
プロローグ 森を撃つ
多自然(インタールード―ジャカルタのモエ・エ・シャンドン)
時間性(インタールード―見失い)
無所有(インタールード―明石先生のこと)
人類学
エピローグ ロスト・イン・ザ・フォレスト
著者等紹介
奥野克巳[オクノカツミ]
立教大学異文化コミュニケーション学部教授。1962年生まれ。20歳でメキシコ・シエラマドレ山脈先住民テペワノの村に滞在し、バングラデシュで上座部仏教の僧となり、トルコのクルディスタンを旅し、インドネシアを一年間経巡った後に人類学を専攻。1994‐95年に東南アジア・ボルネオ島焼畑民カリスのシャーマニズムと呪術の調査研究、2006年以降、同島の狩猟民プナンのフィールドワーク(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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