出版社内容情報
《俺たちのアイドルは、レーニンじゃない。レノンだ!》
ソ連時代、ロック少年だった画家スラバと結婚し、ロシアに暮らし始めて5年。
そこに暮らす人々は破天荒でやけくそに明るい。
戦争が始まって、ロシアの人々は何を思う?
──ロシア暮らしの「いま」をリポートする。
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著者は、無類のビートルズファンである画家のスラバと結婚し、2018年からイルクーツクに暮らす。
西側の情報が入らないソ連下で、ロック少年として暮らしたスラバは、ペレストロイカをくぐり抜け、激変する社会を生き抜いてきた。
彼の波乱に満ちた人生と、自らの人生を重ねながら、別の価値観で動く社会のなか、人々はどのように暮らしているのか、アートや音楽や文学は、彼らをどのように支えているのか。
〈イルクーツクの人々の本音や生き方に寄り添う、海外事情エッセイ集〉
内容説明
2022年2月、ロシアがウクライナに侵攻した。戦争は一向に終わる気配を見せない。いま、また西側とロシアの間に、カーテンがおろされようとしている。ロシアの人たちは何を思っているのだろう。著者は、無類のビートルズファンである画家のスラバと結婚し、2018年からイルクーツクに暮らす。西側の情報が入らないソ連下で、ロック少年として暮らしたスラバは、ペレストロイカをくぐり抜け、激変する社会を生き抜いてきた。彼の波瀾に満ちた人生と、自らの人生を重ねながら、別の価値観で動く社会のなか、人々はどのように暮らしているのか、アートや音楽や文学は、彼らをどのように支えているのか。イルクーツクの人々の本音や生き方に寄り添う、海外事情エッセイ集。
目次
1 スラバの部屋(シベリア、イルクーツク、Z通り一番地;ビートルズで結ばれたきずな;愉快でマイペースな仲間たち)
2 ソ連に生まれ、ロシアに生きる(サバイバルの時代;ペレストロイカ・ノスタルジー;夢見がちな野心家たち)
3 二一世紀のビートルズ(自分らしい表現を求めて;遠ざかるソ連ロック・ビート;過去との出会い;戦争の暗雲)
著者等紹介
多田麻美[タダアサミ]
1973年生まれ。文筆家。京都大学文学部中国語学中国文学科卒業。同大学大学院在学中に北京外国語大学ロシア語学科に留学。2000年から北京に暮らし、北京の雑誌編集部に就職。その後、フリーランスのライター、翻訳者に。2018年からイルクーツクに暮らす。各種媒体で中国やロシアの文化・芸術に関する記事やコラムを執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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