出版社内容情報
日本精神史の埋もれた鉱脈を掘り起こす新シリーズ〈叡知の書棚〉刊行スタート!
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《自己の存在の秘密を学ぼうとする人へ 》
古代ギリシア以来のヨーロッパの教育観・人間観に照らし、教育とは何かを考える。
その先に展望される、あるべき理想の教育とは──。
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独創的な教育家にして、医学、農業、経済学、芸術学、建築学、文学、哲学、宗教に至る広大な領野を探究した大思想家ルドルフ・シュタイナー(1861~1925)。
シュタイナー研究の第一人者が、その教育思想の可能性を深く掘り下げる決定的な名著、待望の復刊。
内容説明
個々の人間の「かけがえのなさ」の秘密に迫る伝説の名著。自己の存在の秘密を学ぼうとする人へ。古代ギリシア以来のヨーロッパの教育観・人間観に照らし、教育とは何かを考える。その先に展望される、あるべき理想の教育とは。シュタイナー教育の精髄を語った名著に、幻の講演録を増補して編む決定版。
目次
第1章 ヨーロッパにおける教育思想の源流―ギリシア・ローマ・中世の教育(遍歴する哲学者;折衷主義の発想 ほか)
第2章 教師の理想像(「術」中心の教育;普遍的価値の喪失 ほか)
第3章 シュタイナーの一般人間学(「人間」の意味;人間再生の場、シュタイナー学校 ほか)
第4章 魂の教育(魂の在り方;悟性魂の時代 ほか)
第5章 シュタイナー教育の観点から見たカルマと転生(輪廻転生の問題;オカルティズムとの出会い ほか)
著者等紹介
高橋巖[タカハシイワオ]
東京・代々木生まれ。ミュンヘンでドイツ・ロマン派美学を学ぶなか、ルドルフ・シュタイナーの思想と出会う。1973年まで慶應義塾大学文学部で美学と西洋美術史を担当。その後シュタイナーとその思想である人智学の研究、翻訳を行う
若松英輔[ワカマツエイスケ]
1968年新潟県生まれ。批評家、随筆家。2007年「越知保夫とその時代 求道の文学」にて第14回三田文学新人賞評論部門当選、2016年『叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦』にて第2回西脇順三郎学術賞受賞、2018年『詩集 見えない涙』にて第33回詩歌文学館賞詩部門受賞、『小林秀雄 美しい花』にて第16回角川財団学芸賞、2019年に第16回蓮如賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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