鏡の中のアメリカ―分断社会に映る日本の自画像

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鏡の中のアメリカ―分断社会に映る日本の自画像

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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750516721
  • NDC分類 253.05
  • Cコード C0021

内容説明

日本思想史研究家が、久米邦武『米欧回覧実記』や江藤淳『アメリカと私』を片手にサンフランシスコを歩き、アーリントン墓地を訪ね、大陸横断鉄道に乗る。開国のとき、敗戦後、先人たちは、アメリカに何をみていたのか?過去と未来を往還しながら、これからの日本を考える歴史エッセイ。

目次

Tokyo,Haneda,August 19,2019
旧グランドホテル前にて
開国とはなにか
即ち日本士人の脳は白紙の如し
一七年ぶりの再会
分断社会
ジョージタウン大学での講義
講演会の日
Pearl Harbor,December 7,1941
私の保守主義観
カリフォルニア・ゼファー
最後のサンフランシスコ

著者等紹介

先崎彰容[センザキアキナカ]
1975年東京都生まれ。東京大学文学部倫理学科卒業。東北大学大学院文学研究科日本思想史専攻博士課程単位取得修了。フランス社会科学高等研究院に留学。文学博士。日本大学危機管理学部教授。専攻は近代日本思想史・日本倫理思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ころこ

25
短期サバティカルのアメリカ旅行記ですが、専門的な話題は少なく、現地でのジョギングの行を入れるなど、意識して大地と身体の衝突を演出しています。著者のアメリカ行きは、明治維新の使節団や戦後の江藤淳と山崎正和といった、彼らが存在を賭けたアメリカとの接触になぞらえています。「アメリカ横断鉄道の旅」を行うことによって、移動が容易になった現代には無駄とも思える時間と疲労、倦怠が往時の格闘を贖っているようにみえます。歴史的にみて、日本はアメリカを鏡とすることで自らを発展させてきました。著者は、日本は以前から外国から輸入2020/10/29

Mark

21
近代日本思想史の研究者で、アメリカという国になじみのない著者が、約ひと月のサバティカルで、サンフランシスコ、ワシントンDC、シカゴを巡る旅行記的エッセイです。アメリカ滞在を綴った江藤淳、村上春樹に比べると、文体が書生っぽく、少しやぼったくもあるが、本業は学者さんなのでご愛敬。DCで講演した内容と、その際に交わされたアメリカの人々との意見交換は、自分も日ごろ感じているこの国の実態が、非常によく説明され、とても参考になりました。2020/12/24

軍縮地球市民shinshin

18
2019年の夏に短期のサバティカルで一ヶ月半に渡ってアメリカに滞在した、日本近代思想史を専門とする著者が、明治初期の岩倉視察団の随行記録『特命全権大使米欧回覧実記』を片手にアメリカという国を考察した旅行記。思ったよりも面白かった。日本よりも治安が悪く、アメリカ滞在最終日の夜に命の危険にも遭遇したところなどは手に汗握った。ジョージタウン大学での特別講義、SUSHI会という日米関係の会合での講演などを英語でこなし、一定の評価を得たようだ。著者をアメリカに招待したドーク教授はグローバリズムが米を分断2020/12/26

アヴォカド

15
表紙とサブタイトルから生じた、なんとなく小難しいのかな?などというイメージは全くの杞憂であった。とても正直な旅行記。岩倉使節団をトレースしていくような旅路で、過去が浮き上がってくるよう。また、リアルに肌で感じる日本とアメリカの違い(戦争、銃など)に、やはり行ってその場の空気を吸わないとわからないことはあるなあ、と思う。2021/04/15

DEE

11
アメリカに一ヶ月ほど短期滞在し、アメリカの暮らしや人々に触れながら日本のことを考えるエッセイ。 よくわからんかったら放り出そうと思いつつ読み切ってしまった。そんな感想。2021/08/20

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