内容説明
恋愛なんてもう卒業。花や草や虫を愛で、気の合う仲間を思い、心穏やかに暮らしていたい。そう嘯きながらも、恋に恋する気持ちが捨てられない。恋愛は甘く美しく、しかし時に猛毒ですらあることも知っているというのに―人と人との間で交わされる、恋と愛のエピソードを渉猟する日々を丹念に綴った、メレ山メレ子的恋愛フィールド雑記帳。
目次
1 チョロ山チョロ子、恋に恋する(森に行きたい;甘いにおいに誘われたい;十九文字でダメだった;まぼろしの糸)
2 恋の押し問答(追いこみ漁はすすめない;好色について;ヒゲとボインと潮騒と;遠赤外線秋波;恋のうわさソムリエ)
3 わたしと向き合う(キャンパスライフ奪回作戦;うぬぼれ鏡の必要性;かわいい服に、負けるな自分;ハゼたちのさしすせそ)
4 恋愛の謎と痛み(わかられてたまるか;男手を頼らない;STOP!焼畑農業;恋愛の残りもの)
5 信頼できない語り手、懲りずに人を好きになる(夜道に転がる;砂漠で霧を待つ;出会いは磯に落ちていた;コロナの時代の愛;丸太のようなもの)
特別対談 穂村弘×メレ山メレ子―ロマンチシズムとリアリズムと
著者等紹介
メレ山メレ子[メレヤマメレコ]
1983年大分県別府市生まれ。平日は会社員として勤務。旅ブログ「メレンゲが腐るほど恋したい」にて青森のイカ焼き屋で飼われていた珍しい顔の秋田犬を「わさお」と名づけて紹介したところ、映画で主演するほどのスター犬になってしまう事件に見舞われた。やがて旅先で出会う虫の魅力に目ざめ、虫に関する連載や寄稿を行う。2012年から、昆虫研究者やアーティストが集う新感覚昆虫イベント「昆虫大学」の企画・運営を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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