内容説明
アメリカ南部・チャールストンの由緒ある黒人教会で、その晩も聖書勉強会が開かれていた。飛び入り参加を装い現れた白人男性が、突然出席者に向けて銃を乱射。十二名の黒人信徒のうち九名が死亡した。犯人は白人至上主義者のひきこもり青年。インターネットで仕入れた差別思想に影響を受けての凶行だった。「国を乗っ取っている黒人」たちとの人種戦争を起こすために、世間にもっとも衝撃をあたえられそうな人々(教会に集う善き人々)を狙い実行された大量殺人事件。その背景に横たわるアメリカにおける黒人差別の根深い歴史、遺族たちの葛藤、そして信仰の力とは―
目次
第1部 邪悪な存在と目が合った(いばらの中に蒔かれた種;訪問者;隠れていたのは ほか)
第2部 癒しを求めて(死の騒がしい沈黙;見知らぬ人々の善意;「聖書を取り戻したい」 ほか)
第3部 真相が明るみに出る(善き人々の沈黙;一年後;通常営業 ほか)
著者等紹介
ホーズ,ジェニファー・ベリー[ホーズ,ジェニファーベリー] [Hawes,Jennifer Berry]
米国サウスカロライナ州チャールストン在住。ルーズベルト大学シカゴ校卒業。ピュリッツァー賞受賞の地元紙「ポスト・アンド・クーリエ」で十年以上記事を執筆。現在は同紙調査報道のプロジェクトチームに所属。1944年に死刑となったアフリカ系アメリカ人少年の冤罪と真犯人が裕福な白人男性であることを示唆する記事で、自身も2019年のピュリッツァー賞最終候補にノミネートされる。他にジョージ・ポルク賞、ナショナル・ヘッドライナー賞、トラウマに関する優良な報道に贈られるダート賞など受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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