内容説明
リーダブルな必読入門書リストと共に、その概要を専門家たちがダイジェストで解説。初心者のための至れり尽くせり、究極のアンチョコ本が、ここに登場!身近な12のトピックから、経済学の考え方が学べる!
目次
経済学入門、最初の一歩
必読書88/ジャンル別要点まとめ(「景気」の読み方;働く人のための「雇用」の経済学;「貧困・格差」問題への道案内;「国際経済」から世界の趨勢を見る;経済学からみた「社会保障」の必要性;「人口減少・高齢化」問題の経済予想図;小さくても魅力あふれる「地域経済」の育て方;「環境と経済」を考えるためのレッスン;「先端技術と未来の経済」を予測する;「データ・統計」を用いて経済を把握する;なぜ「経済学史」を学ぶのか;スタンダードな「経済理論」を学ぶ
著者等紹介
飯田泰之[イイダヤスユキ]
明治大学政治経済学部准教授。専門はマクロ経済学、経済政策
井上智洋[イノウエトモヒロ]
駒澤大学経済学部准教授。専門はマクロ経済学、貨幣経済理論、成長理論
松尾匡[マツオタダス]
立命館大学経済学部教授。専門は理論経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ころこ
31
本の紹介を読むまでも無く、対談部分や各項目の要点まとめ部分が経済学への良いガイドになっています。松尾と飯田の政治に関する立場は対立しています。しかし、本書では経済の観点で同じ立場に立ちます。もちろん、本書では経済の異なる立場の本も紹介されており、党派性を助長することもしていません。社会を語る言葉が政治に偏っている時代に、観点を変えることで対立が無効化される経済の可能性を示しています。他の学問領域との境界を各執筆者が意識しており、統計による帰結にはやはり警戒しているのだなと分かるところを興味深く読みました。2020/10/09
kubottar
25
面白そうな経済学の本がたくさん紹介されています。自分は環境経済学を勉強しようと思いました。近い将来ガソリン車がなくなるかもしれない過渡期に生きている我々にとって、とても勉強しがいがあると思います。2021/01/19
Shiroi Taiyo
19
経済の本を読もうと思ったが、どの本を読んで良いのかわからないので、この本を読んでみました。経済学の各分野(景気、雇用、貧困・格差、国際経済、社会保障、人口減少・高齢化、地域経済、先端技術、データ・統計、経済学史、経済理論)がどのような問題に対し、どのように考えているのかを知ることができ、また自分の興味がどこにあるのかが分かります。本の紹介も内容だけでなく、初心者向け、必読の書、初心者には難しいなどアドバイスがあるので、参考になります。これ一冊で何冊も読んだ気になれますので、十分楽しめます。2020/10/04
アルミの鉄鍋
7
★4 経済学に興味あるけど、専門に学んでない。何から読めば良いんだろう…と迷ってる人にオススメ。いくつか面白そうな本は読みたい本に登録。こうやって知識は拡充していくんだなぁと。分類に分けられてるので自分の興味ある紹介されてる本は登録しておくと良い。AIなどのテクノロジー×経済学も紹介されてて良かった。2020/09/19
月と星
4
★★★★経済の好きな分野を学べそう。私は行動経済学について知りたい。『学力の経済学』『経済は地理から学べ』『環境先進国・江戸』『数学ガールの秘密ノート』など各分野にも面白そうな本がたくさん載っていた。2021/02/04
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- 和書
- 群論の化学への応用