- ホーム
- > 和書
- > 芸術
- > 絵画・作品集
- > 絵画・作品集(日本)
出版社内容情報
自由と孤独を愛したアジアの天才画家、常玉
日本初となる作品集
常玉(サンユー|1895-1966)という画家を知っていますか?
現在、アジア近代美術における最も有名な画家のひとりに位置づけられている画家、常玉。近現代美術に興味がある人なら誰でもその名は知っているでしょう。ですが、ここ日本においては、彼の名や作品はいまだ「知る人ぞ知る」存在です。
中国で生まれた常玉は20代でフランスへと留学し、パリで活躍しました。毛筆で字を書くようにスケッチをして、1920年代後半のモンパルナスを騒がせていたこともある華人画家です。一生祖国へ帰ることなく、パリを終の棲家として選び、1966年にガス中毒で静かにひとりこの世を去りました。「ピンクの時代」と呼ばれる柔らかな色彩に包まれた初期の作品、中国の文人画や山水画の影響が伺える作品など、本書はそんな常玉の作品と人生を紹介する、日本で初めての作品集です。
装丁:大原大次郎
著者紹介
二村淳子(にむら・じゅんこ)
東京大学総合文化研究科比較文学比較文化コース博士課程満期退学。現在、鹿児島大学共通教育センター講師。フランスとの関わりにおける美術・藝術における東アジアの近代化をテーマに研究中。著書に『クスクスの謎』『フレンチ上海』(ともに平凡社)『アヴェック・ママン』(リトルモア)など。
内容説明
伝説の画家、日本初の作品集。パリに生き、散ったアジアの天才画家。
1 ~ 1件/全1件