出版社内容情報
防衛大学校安全保障学研究会[ボウエイダイガッコウアンゼンホショウガクケンキュウカイ]
著・文・その他/編集
武田 康裕[]
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神谷 万丈[]
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内容説明
学生、研究者、関係者必携の増補改訂版!平和安全法制など最新の課題を盛り込み、定評のロングセラーを全改訂。初版刊行以来20年、本書は安全保障の分野に関心のある向きには欠かせない一冊となった。新たに「勢力均衡と同盟」「覇権」「国際協力の理論」の章を加え、全体もボリュームアップした決定版。われわれをめぐる“脅威”の正体を明らかにし、どう考えるべきかの見取り図を提示する。
目次
第1部 安全保障学入門(安全保障の概念;戦争と平和の理論;国際協力の理論―紛争の回避と対処;安全保障とパワー;勢力均衡と同盟 ほか)
第2部 日本の安全保障政策の基礎知識(戦後日本の安全保障政策;積極的平和主義;防衛計画の大綱;国家安全保障戦略;日本の安全保障政策の原則 ほか)
著者等紹介
武田康裕[タケダヤスヒロ]
防衛大学校国際関係学科・総合安全保障研究科教授
神谷万丈[カミヤマタケ]
防衛大学校国際関係学科・総合安全保障研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Arisaku_0225
10
二部構成.前半は安全保障を考えるうえで基本となる概念を15章に分けてそれぞれ解説している.後半は日本の安全保障政策を考えるうえで基礎となる法律や歴史をまとめられている.かなりお堅い本なので読んでいて面白いと感じられるところは正直少なめ.それでは「あんぜんほしょうとパワー」「覇権」やゲーム理論の項目は面白く参考になった.第二章に関しては軽く目を通しだけで眼が痛くなってしまってくるのでレファレンスブックとしてなら有用かなと思ったり.ただ入門書なのに索引がないのが致命的.自分で作るにしてもかなり骨が折れそうだ.
たろーたん
2
分厚いわりに、概念整理や説明が悪く、安全保障学の辞書としても使えないし、体系性や学問としての歴史もないので教科書としても使えない。なぜその理論が重要なのか、その理論が覇権を握る前はどの理論だったのか等を描かず「こんな理論もあります」で各章の節が終わる。これを読んでも、安全保障学が何を目指す学なのかは分からなかったし、全体として現在の安全保障に色々と言って終わった感じ。安全保障学どころか安全保障論になってるかも怪しい。これは防衛大学の教科書らしいが、こんなの教科書にしてたら弱そう。2022/06/10
ただの人間
2
ジャンルとしては国際政治学が中心になっていた。特にリアリズム的な見地からの論述が多い。後半の政治家や世論に関する論述は、それらから一定の距離を置こうとする防大(自衛隊)の立場がにじみ出ており興味深かった。2020/06/29
s
1
安全保障のみならず国際秩序や覇権にも触れた国際政治学の入門。後半はパラパラとしか読んでいない。自分の興味は国際政治の中でも覇権である模様。2021/03/12
爆撃project
1
安全保障学入門の決定版。索引がないのが悔やまれる。自作推奨2021/01/14