内容説明
あるあめのひのことです。シャロッテがまどのそとをみていると、おおきなあまつぶがふたつ、いえのなかにとびこんできました。「やあ、ぼくはあまつぶのバラバラ」「おいらはボトボト」「ぼくたちが、どうやってここまできたのか、おしえてあげる」。こうして、バラバラとボトボトのふしぎなぼうけんのおはなしがはじまります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほんわか・かめ
23
何気なく手にした一冊。雨粒が教えてくれる、これはまさに「しずくのぼうけん」だね!雨粒は降りながら、人間たちがどんなふうに行動するかを眺めるのが好き。子どもの鼻先に一番に挨拶するんだって。霧や雪や雹になったり、蒸気で昇って行ったり、詩的だけど科学が学べます。あの時の雨粒に再会できるかな。〈2017/亜紀書房〉2022/06/22
遠い日
17
オルセンの絵を求めて。雨をボトボトとバラバラに擬人化して、雨自身が雨の降りかたを語る。気象科学の絵本だが、「お話」としてじゅうぶん楽しめる。雨が地上と空を巡っていることが、易しいことばで描かれている。2017/03/17
カタコッタ
16
オルセンの絵本、ひさしぶりです。絵に力があります。ザーッと降っている雨の感じがつたわってきました。表紙の女の子の様に傘を差さないで長靴とレインハットで歩いてみたい。いつからでも出来そうなのに傘をさす方を選んでいます。雨と仲良しになる様、いつか挑戦しましょう。 2022/06/30
ヒラP@ehon.gohon
14
科学的なお話でありながら、雨粒を擬人化して、不思議な絵本になっています。 蒸発して雲になり、雨になったり、雪になったり、地上と空との往復を繰り返す彼らは何を考えているのでしょうね。 でも、楽しさを感じているというところに、彼らの生き方の意味があって、嫌な雨でも何だか親しみを覚えました。2017/04/28
海(カイ)
12
【図書館】雨の目線で語られているところが面白い!2018/06/07