出版社内容情報
少年が撃ったピストルの弾は、世界のあちこちに穴をあけてしまいます。ページをめくるたび空いた穴から水道管が破裂したり……
ふしぎな穴を のぞいてごらん 世界一周 つきぬけた！
少年が撃ったピストルで、本の真ん中に穴が開いたと思ったら、ピストルの弾は時空を超えて、世界のあちこちに穴をあけてしまいます。
ページをめくるたび、真ん中に空いた穴から、水道管が破裂したり、木の枝が折れたり、子供のぶらんこのひもが切れたり……
絵本の魔術師ピーター・ニューエルのヘンテコでたのしい仕掛け絵本です。
【著者紹介】
アメリカ合衆国イリノイ州生まれ。イラストレーター・マンガ家・絵本作家。『ハーパーズ・バザー』などの雑誌・新聞で活躍。マーク・トウェインやスティーヴン・クレインの作品の挿絵も手がける。絵本に『さかさまさかさ』『ななめ本』『ロケット本』ほか多数。
内容説明
ふしぎな穴をのぞいてごらん。世界一周つきぬけた！ページをめくると、びっくり仰天！おおきな穴があいてるよ？絵本の魔術師ピーター・ニューエルが贈る、愉快な「しかけ絵本」の世界にようこそ。
著者等紹介
ニューエル，ピーター［ニューエル，ピーター］ ［Ｎｅｗｅｌｌ，Ｐｅｔｅｒ］
１８６２年、アメリカ合衆国生まれ。イラストレーター・マンガ家・絵本作家。雑誌・新聞で活躍。１９２４年没
高山宏［タカヤマヒロシ］
１９４７年、岩手県生まれ。批評家・翻訳家。大妻女子大学比較文化学部教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
65
しかけ絵本。トム・ポッツくんが銃をイタズラしてぶっぱなす。たまが飛び出て色んなものに穴を開けていく。ボイラー、ブランコ、車、絵画、金魚鉢、ネズミの箱、パイプ、ナシの枝、帽子、麦の袋、釣竿、ヤマネコ、スイカ、風船、太鼓、ストーブ、壁、戸口ベル、バグパイプ、蜂の巣箱、凧の糸、犬の首ひも、お菓子を冷ましていた氷。このまま進めば世界一周してトムに穴があいていたかも。▽後書きでなんやかや言ってるけどよく分からんかった。ヤマネコが1番可哀想かも。2022/06/28
ふう
25
しかけ絵本の紹介より。アイディアは面白いが、ラストの一文、「坊や うちころしてたかも」はやめてほしい。半ばあたりでも、やまねこを貫通している。絵本の意図する面白さとは違う暴力的な印象を強くもった。2024/07/11
南
21
鉄砲で遊んでいたら、弾が世界一周するという絵本。本当に穴があいていて、100年くらい前はこんな様子だったんだ、と新鮮な絵を楽しめました。2019/01/21
ポラリス
21
子供が誤って銃を打ち、色々な物を延々と貫通する(実際に穴の空いた)仕掛け絵本。正直好きにはなれませんでした。ブラックな絵本は大好きなのですが、そういったジャンルとはまた違うような...教訓絵本だとするならばノリが軽すぎて...ただただ物騒だなと感じる絵本でした。翻訳にもイマイチはまれず非常に読みづらかったです。原書だと違う味わいがあるのかもしれませんね。2016/12/24
犬こ
21
1908年のアメリカ仕掛け絵本。ピーター・ニューエルという人を私は最近知ったわけですが、絵のタッチがアメリカンでは無く、西洋、東洋の中間ラインで、とても味わい深く、魅了されます。復刻版を期に、更に認知度をあげ、歴史に残る絵本作家であり続けてほしい才能だと感じました。2016/11/08
