森は考える―人間的なるものを超えた人類学

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森は考える―人間的なるものを超えた人類学

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  • サイズ B6判/ページ数 494p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750514628
  • NDC分類 389.615
  • Cコード C0010

出版社内容情報

南米エクアドルのアマゾン河流域に住むルナ人にとっては、森は考
え、イヌは夢を見る。彼らがそう考えているというのではなくて、そう
したものでしかありえない世界を彼らは生きている。「森が考える」
とき、人間と動物、人間と世界、生者と死者は新たな関係を結ぶ。
発表と同時に欧米の人類学会でセンセーションを巻き起こしグレ
ゴリー・ベイトソン賞を受賞した注目のエスノグラフィー、ついに翻
訳なる。
人類学、哲学、文学、言語学、環境学、生態学、生命論などの諸領域
を縦横に接続し、インゴルド、ヴィヴェイロス・デ・カストロを凌ぐ、
来たるべき知の衝撃!

序 ルナ・プーマ
第一章 開かれた全体
第二章 生ある思考
第三章 魂=盲
第四章 種=横断的ピジン
第五章 形式の労なき効力
第六章 生ある未来(と軽くなった死者のはかり知れない重さ)
エピローグ 超える

【著者紹介】
1968年生まれ。マキ?ル大学人類学部准教授。ク?レコ?リー・ヘ?イトソン賞受賞(2014年)。

内容説明

哲学、文学、言語学、環境学、生態学、生命論を縦横に接続し、独自の概念を駆使して語られる、来たるべき知。

目次

序 ルナ・プーマ
第1章 開かれた全体
第2章 生ある思考
第3章 魂=盲
第4章 種=横断的ピジン
第5章 形式の労なき効力
第6章 生ある未来(と軽くなった死者のはかり知れない重さ)
エピローグ 超える

著者等紹介

コーン,エドゥアルド[コーン,エドゥアルド] [Kohn,Eduardo]
1968年生まれ。マギル大学人類学部准教授。2002年、ウィスコンシン大学マディソン校博士課程修了。博士(人類学)。ミシガン大学人類学部助教、コーネル大学人類学部助教を経て現職。グレゴリー・ベイトソン賞受賞(2014年)

奥野克巳[オクノカツミ]
1962年生まれ。立教大学異文化コミュニケーション学部教授。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了、桜美林大学教授を経て、2015年より現職

近藤宏[コンドウヒロシ]
1982年生まれ。国立民族学博物館外来研究員、立命館大学非常勤講師。立命館大学大学院先端総合学術研究科一貫制博士課程修了

近藤祉秋[コンドウシアキ]
1986年生まれ。アラスカ大学フェアバンクス校人類学科博士候補生。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了、同研究科博士課程を経て、2011年よりアラスカ大学に在籍

二文字屋脩[ニモンジヤシュウ]
1985年生まれ。京都文教大学総合社会学部総合社会学科特任実習職員。首都大学東京大学院人文科学研究科博士前期課程修了、同研究科博士後期課程在籍。2015年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

内島菫

14
「生命は、構成的に記号論的である。つまり、生命とは隅々まで、記号の過程の産物なのである。」と著者が述べる時、例えばコウロコフウチョウの求愛ダンスを思い出してみる。彼らのオスはちゃんと練習を重ね舞台を用意しメスのためにその動きを披露する。そもそもダンスをする資格のあるオスだけが真っ黒くなるという。だからダンスをしないオスは見た目はメスと同じように全体的に茶褐色である。これらにはすべてその指し示す意味内容があり、彼らはみなきちんとそれらを理解し利用し関係を取り結んで生きている。2023/11/29

takeapple

14
面白かった。久々に知的興奮を味わった。人類学や記号論の本を真面目に読んだのは学生時代以来かなあ。また学び直してみようかな。森は考えるというのは、「森が考えると人が思う」のではなく単に、木にも動物にも神が宿るとか言うのでもなく、森という世界の中にある人間も神も、死霊もジャガーもみんな考える=存在していて生きているということなのかなあ。近代ヨーロッパ的な近代科学による合理性以外の世界があると言うことは人新生を生きるためにとっても大切なことだねえ。縄文文化をそう言う意味で見直してみたいなあ。2022/05/08

はすのこ

3
中沢新一臭が...2016/12/24

スミレ雲

2
【図書館本】分厚い本。パースを参照しながら、人類学的視点での考察。2019/05/27

ノルノル

1
エクアドルのアマゾン河上流先住民コミュニティでの4年間のフィールドワークの成果。パースの記号論が主な分析軸。 エスノグラフィとしても少し異色のスタイル。生活の詳細な記述がほとんどない。人間から見た自然という見方とは違う自然・動植物・人間のあり様。そこに歴史、植民地の権力の交差。西洋中世史的に、聖人伝や贖罪規定書や異端審問テクスト使った歴史人類学的アプローチの見方に別視角のヒントが多数。2019/06/01

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