内容説明
上下をさかさにして読むと、あれあれあれ?冠かぶった王様も、鼻の長いゾウさんも、別の姿に早変わり!19世紀アメリカの「イラストレーション黄金時代」を支えた不世出の天才ピーター・ニューエルで贈る、31のさかさま話が初邦訳!
目次
不運なバートラム・ボウルズ
知りたがりゾウ
げんき者フェルナンド
怒りの農夫
監視するスパイ
のんびり遊ぶオジャマタクシ
ニッポンの手品つかい
ゆうきあるクラレンス・カウルズ
ダチョウ
おやすみフェルナンド〔ほか〕
著者等紹介
ニューエル,ピーター[ニューエル,ピーター] [Newell,Peter]
1862年、アメリカ合衆国イリノイ州生まれ。イラストレーター・マンガ家・絵本作家。『ハーパーズ・バザー』『ハーパーズ・ヤング・ピープル』『ニューヨーク・ヘラルド』などの雑誌・新聞で活躍。1924年没
高山宏[タカヤマヒロシ]
1947年、岩手県生まれ。批評家・翻訳家。大妻女子大学比較文化学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
犬こ
28
本をひっくりかえすと、違った絵が見えるさかさま絵図。120年前に描かれたもので、絵のタッチがなんとも味わい深い。掘り出しものの絵本。2016/10/31
小夜風
24
【図書館】上下ひっくり返すと違う絵に見えるだまし絵絵本。120年も前に描かれたものだそうで、とっても素朴で味わい深いです。トリックアートやだまし絵が好き……でも最近のものはクオリティが低くて嫌……と常々思っていたので、こういうキュートな絵本が読めて凄く嬉しいです♪ピーター・ニューエルさん、他にもヘンテコな絵本をたくさん作っているらしいので、日本で紹介されたら良いな♪2015/11/17
ごま
15
120年前の作品なんだ、とまずびっくり。意外にも日本文化がひとつ登場。ただ面白いかというとうーん。ちょっと無理やりな感じ。でもなにしろ120年前だからそれはおいといて、興味深かった。他にも作品を書かれてるそうで、ぜひ日本でも出版して欲しいな。2016/01/05
Squirrel
9
120年ほど前にかかれた絵本。アメリカの絵本作家さんだが、文章にニッポンという単語も出てきます。絵は外国の絵本だなぁという感じですが、上下ひっくり返してもみられるというそのコンセプトが楽しい絵本です。恋するカモシカのページが好き。2015/11/27
timeturner
5
ふつうに見たときとさかさまに見たときとで絵が変わり、意味が変わる絵本。120年以上前の刊行なのでさすがに最近の同類絵本に比べると物足りない。原文は調子のいい韻文になっているからそれなりに楽しめたんだろうけど。2022/06/14