内容説明
美しき世界No.1侍ジャパン女子代表!その眩しい群像ドラマがここに―。第6回IBAF女子野球W杯「日本代表」選手名鑑付き。
目次
はじめに 最強にして、やはり最高な女子野球の世界
第1章 マドンナジャパン、絆でつかんだ四連覇
第2章 島育ちのMVP―里綾実
第3章 泥と華―出口彩香、厚ヶ瀬美姫
第4章 めざしたのは、心の野球、絆の野球―大倉孝一監督、中島梨紗
第5章 ふたりの天才打者―川端友紀、三浦伊織
第6章 同級生のその後―磯崎由加里、新宮有依、六角彩子
第7章 ミジンコメンタルの奮闘―加藤優
第8章 ベテランと新鋭、そしてプロの融合
おわりに 選手たちの、その後―
著者等紹介
長谷川晶一[ハセガワショウイチ]
1970年5月13日生まれ。早稲田大学商学部卒。出版社勤務を経て2003年にノンフィクションライターに。スポーツ、芸能をはじめ幅広いジャンルで取材、執筆を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tetsubun1000mg
9
2015年の出版時に読んでいたのに、再読に最後まで気が付かなかったのだが内容は大変面白い。 世界女子野球選手権で四連覇していたとは素晴らしい。 一時期「美人すぎる野球選手」として取り上げられていたっけ。 プロとアマ合わせた中心選手を紹介しているが、みんな個性が有って興味深い。 硬式女子野球部は高校も大学ももあるんだな。 書いたのが長谷川晶一さんなので、何年もかけて取材して選手の気持ちを察して正直なコメントを引き出しているのが伝わってくる。 Netで調べると現在の監督は当時中心選手だった中島梨沙さんだった。2021/12/30
スプリント
4
ヤクルト川端選手の妹さんが女子代表でかつ攻守巧打の名選手ということを本書で知りました。兄妹そろって名プレイヤーなんですね。日本代表が強すぎて世界的に女子野球を盛り上げるにはなかなか難しいようです。2015/09/05
トライ
1
女子硬式野球という世界的にもマイナーなスポーツで世界大会四連覇を達成しているという事実。そりゃ1人1人にドラマもあるわけでして。実に女性らしいなというエピソードも。読んでいると「♪うまーれくるぅ~」と脳内に歌が聞こえてきます。2015/11/24
渡辺 にゃん太郎
1
限られた20人の選手が複数のポジション(守備位置や起用法に加えてコーチ、ムードメーカーなどの役割も含む)をこなすことによって優勝が達成されたことを考えると、本文中の記述にもある通り「マドンナジャパンは『日本で野球の上手い選手の上位20名を集めればいい』という単純なものではない(p236)」ことがよく分かる。特に中島選手の役割と引き際はグッとくる。恐らく16年の韓国大会は選手の顔ぶれが大きく変わることだろう。その中で誰がどの役割を担うのか考えなければ5連覇は難しい。あと加藤優の今後が気になってしょうがない。2015/09/10