意識はいつ生まれるのか―脳の謎に挑む統合情報理論

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意識はいつ生まれるのか―脳の謎に挑む統合情報理論

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  • サイズ B6判/ページ数 292p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750514505
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C0040

内容説明

脳は意識を生み出すが、コンピュータは意識を生み出さない。では両者の違いはどこにあるのか。天才脳科学者が意識の秘密に迫るサイエンス・エンターテインメント。

目次

第1章 手のひらに載った脳
第2章 疑問が生じる理由
第3章 閉じ込められて
第4章 真っ先に押さえておきたいことがら
第5章 鍵となる理論
第6章 頭蓋骨のなかを探索してみよう
第7章 睡眠・麻酔・昏睡―意識の境界を測る
第8章 世界の意識分布図
第9章 手のひらにおさまる宇宙

著者等紹介

マッスィミーニ,マルチェッロ[マッスィミーニ,マルチェッロ] [Massimini,Marcello]
医師、神経生理学者。ミラノ大学で教鞭をとる。リエージュ大学昏睡研究グループ客員教授。カナダおよびウィスコンシン大学で研究を行う。『サイエンス』『ネイチャー』『PNAS』『ブレイン』といった重要な国際学術雑誌に、睡眠と意識にかんする論文を発表している

トノーニ,ジュリオ[トノーニ,ジュリオ] [Tononi,Giulio]
医師、精神科医。ウィスコンシン大学精神医学科教授。ニューヨークとサンディエゴで研究活動に従事。睡眠と意識にかんする世界的権威。トノーニの唱える「統合情報理論」は、意識経験のありようを神経科学の立場から解く唯一の十全な理論として評価されている。学術論文多数

花本知子[ハナモトトモコ]
東京外国語大学大学院地域文化研究科博士課程修了。京都外国語大学准教授。2009年度、2011年度、2014年度NHKラジオ「まいにちイタリア語」講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

115
星野さんのコミック「レインマン」を読んでいて脳の話について統合情報理論というものがどのようにかかわっているのかを知りたくなり読んでみました。意識論というとどちらかというと哲学的な観点のものが多いように感じましたが、これはサイエンスの領域で、人間の脳とコンピュータについての違いの分析から始めます。最初の方に出てくるゾンビについての分析が楽しめました。哲学的ゾンビ、デジタル・ゾンビ、頭蓋骨の中のゾンビの分析です。2017/12/28

まーくん

106
意識高い系の人とはあまり関わらんように生きてきたが、”意識”に興味がないわけではない。「自分はどうして自分なのか?」ということは常々気になっている。本著は生理学の立場から謎に迫る。意識は大脳の視床ー皮質系に神経細胞のネットワークとして存在する。それが無数の可能性の選択肢に支えられ、情報の統合により単一のものとして感じられる状態を創り出している。”意識を生み出す基盤は、おびただしい数の異なる状態を区別できる、統合された存在。ある身体システムが情報を統合できるなら、そのシステムには意識がある。”と結論する。2019/09/26

パフちゃん@かのん変更

81
距離や重心を考えなくても歩けたり、弾けるようになったピアノ曲は意識しなくても指が勝手に弾いてくれたりするのは小脳の働き。小脳には意識がない。深く眠っていたり麻酔をかけて意識がない時も脳の解剖学的構造には変化がない。TMS脳波計で電気反応の広がりと複雑さをミリ秒単位で計測して調べる。夢を見ないで眠っているとき、カリウムの流れが変わり情報の統合が行われなくなり意識が消える。ロックトイン症候群では体が完全に麻痺しているが意識はしっかりとある。TMSで昏睡から覚めつつある脳の状態を把握できる。まだまだ難しい。2016/05/17

ゴールドまであと926日

80
 親しい親族、意思の疎通ができなくなる、記憶から存在が削除されてしまう。年齢が重なると、誰しも、そういう悲しい経験がある。単に忘れたという状態ではない。意識から、脳から、自分という存在がなくあんるのだ。それは,脳であり、様々な細胞である。元々意識とは、身体全体の細胞やその他の構成要素から成るもので、単にシナプスや他の機関だけではなかろう。犬や猫も、意識を持っている。いまのところ、コンピュータやAIは、データの一つとして存在しても、意識ではない。いつか意識を持つかもしれない。それが怖い、人類、人間のお仕舞い2024/10/13

明智紫苑

60
私は昔、ある清掃会社で働いていた。それで、北大医学部の解剖室の掃除という仕事があったのだが、私は脳のホルマリン漬けに対して「畏怖」と呼ぶべき感覚があった。スプラッター映画的な気持ち悪さだけではない、「畏怖」。脳の提供者は、かつては一人の人間として生きていた。生きた人間の意識を宿している(いた)もの。それゆえの「畏怖」だ。2015/09/19

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