出版社内容情報
貧富の格差が、学力格差を生むのではなく、家庭、地域、学校での、子どもたちと周囲との「つながり格差」が学力に強く影響していることを客観的なデータを下に検証。「つながり」という視点から、日本の教育論点を提示する。
内容説明
なぜ秋田・福井が全国学力テストのトップクラスになったのか?子どもを取り巻く環境こそが学力に強く影響する―離婚が少ない。持ち家がある。不登校にならない。学力格差は貧富の格差ではなく、家庭、地域、学校での、子どもたちの「つながり」格差だった!
目次
序章 「つながり格差」の発見(平成の全国学力テスト;衝撃的な調査結果 ほか)
1章 学力格差とはなにか(学力格差とはなにか;学力格差の歴史 ほか)
2章 なぜ学力格差が生じるのか(学力の構造―学力の樹;なにが学力格差をつくり出しているのか ほか)
3章 「つながり格差」の主張―社会関係資本と学力(「つながり格差」をどう導き出したか;もうひとつの調査から ほか)
4章 学校の力を探る―「効果のある学校」論(「効果のある学校」とは;2001年調査でのひらめき ほか)
5章 学力格差克服のための政策的努力(教育政策の移り変わり―イギリスを事例に;ブレア政権下の学力格差是正政策 ほか)
著者等紹介
志水宏吉[シミズコウキチ]
1959年兵庫県生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了(教育学博士)。東京大学教育学部助教授を経て、大阪大学大学院人間科学研究科教授。専攻は、学校臨床学、教育社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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