出版社内容情報
ベストセラー『電通と原発報道』の第2弾。1970年代から3・11の直前まで、新聞、女性ファッション誌からジャーナリズム誌までに掲載された原発広告を収載し、官民一体となった「原発推進プロパガンダ」の実態を世に問う。
内容説明
原発広告二五〇点、一挙収載!いかに「安全幻想」は植え付けられたのか?一九七〇年代から三・一一直前まで、莫大な広告費をつぎこんでつくられてきた「原発広告」。戦後もっとも成功したプロパガンダともいえる、原発広告の是非を、いまこそ世に問う。
目次
第1章 戦後最大規模のプロパガンダ(最悪の広告ジャンル、「原発広告」;原発広告は戦意高揚広告と同じ ほか)
第2章 メディア支配の構造(原発は「スルーするもの」;「原子力PA方策の考え方」に見るメディア支配の方法 ほか)
第3章 原発広告は誰が作ったのか(発注者と制作者は別である;デンパクのマージンは、一五~二〇パーセント ほか)
第4章 三・一一直前の原発広告を検証する(新聞―「読売新聞」の突出;東芝―原発ナンバー1宣言の失速 ほか)
第5章 プロパガンダ四〇年史―安全幻想を植え付けた二五〇の広告(忘却してはならない記録として;一九七〇年以前 ほか)
著者等紹介
本間龍[ホンマリュウ]
著述家。1962年、東京都に生まれる。1989年、博報堂に途中入社し、その後約18年間、一貫して営業を担当する。北陸支社時代は、北陸地域トップ企業の売り上げを6倍にした実績をもつ。2006年、同社退職後に知人に対する詐欺容疑で逮捕・起訴され、栃木県の黒羽刑務所に1年間服役。出所後、その体験をつづった『「懲役」を知っていますか?』(学習研究社)を上梓。服役を通じて日本の刑務所のシステムや司法行政に関する疑問をもち、調査・研究を始める。また、福島第一原発事故後、メディアの姿勢に疑問を持ち、大手広告代理店とメディアとの癒着を解説した『電通と原発報道』(亜紀書房)を上梓(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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