出版社内容情報
免疫疾患のひとつである原田病にかかった森まゆみさんが、津田医師に教えを乞うた。西洋の体系と漢方の体系がぶつかり、ひずむ所から何が出てくるのか。西洋医学の限界なども踏まえつつ、オルタナティブな医療としての漢方を考える。
内容説明
漢方では人の体をどのように診るのか。マスを治すのに長ける西洋医学に対して、総合治療である漢方の再発見とこれから―。聞き書きの名手森まゆみさんが、NHKドクターG出演の津田医師(JR東京総合病院)に聞く。
目次
1 病気とはなにか、健康とはなにか
2 漢方は患者をどう見るか
3 中国の漢方の歴史
4 日本の漢方受容と独自の発展
5 幕末明治の百花繚乱
6 尾台榕堂先生のカルテ
7 触ることとゆだねること―増永静人の場合
8 漢方はあきらめない
著者等紹介
津田篤太郎[ツダトクタロウ]
1976年京都生まれ。医師。本籍は三条東洞院。京都大学医学部卒。天理よろづ相談所病院、東京女子医大付属膠原病リウマチ痛風センター、北里大学東洋医学総合研究所を経て、現在JR東京総合病院リウマチ膠原病科(漢方専門外来)で診療をしている。わかりやすい語り口に定評があり、NHKドクターGに出演。西洋医学と漢方の双方を生かす医療をめざしている
森まゆみ[モリマユミ]
1954年東京生まれ。PR会社に潜り込み、出版社で編集をうろ覚え、1984年、仲間と地域雑誌『谷中・根津・千駄木』を創刊して、聞き書き三昧の二五年、記憶を記録に替えてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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3000
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