電通と原発報道―巨大広告主と大手広告代理点によるメディア支配のしくみ

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電通と原発報道―巨大広告主と大手広告代理点によるメディア支配のしくみ

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  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750512105
  • NDC分類 674.4
  • Cコード C0095

出版社内容情報

福島第一原発事故をきっかけに露呈した巨大クライアントと広告代理店、大手メディアの密接な関係。なぜ完全独占企業が莫大な宣伝広告費を投じているのか?博報堂の元社員が実体験や統計資料をもとに、その強固な関係性の裏側を暴く。

内容説明

完全独占企業が莫大な宣伝広告費をメディアに投じている理由はなにか。博報堂の元社員が実体験と統計資料をもとに、巨大広告主、大手広告代理店、メディアの強固な絆を解説。

目次

第1章 コントロールされるメディア(何を「代理」しているのか;穏便な扱いを「暗に要請」 ほか)
第2章 電通と博報堂(「鬼十則」vs.「粒ちがい」;「メイン」の威力 ほか)
第3章 クライアントへの滅私奉公(「広告屋ふぜいが何をいうか!」;扱い金額を背景にした代理店イジメ ほか)
第4章 経済原理と報道(立ちはだかる「電通の壁」;テレビ局の母 ほか)
第5章 崩壊する支配構造(四媒体の急速沈降;高待遇社員が陥る負のサイクル ほか)

著者等紹介

本間龍[ホンマリュウ]
著述家。1962年、東京都に生まれる。1989年、博報堂に中途入社し、その後約18年間、一貫して営業を担当する。北陸支社勤務時代は、北陸地域トップ企業の売り上げを6倍にした実績をもつ。2006年、同社退職後に知人に対する詐欺容疑で逮捕・有罪となり、栃木県の黒羽刑務所に1年間服役。出所後、その体験をつづった『「懲役」を知っていますか?』(学習研究社)で作家デビューする。服役を通じて日本刑務所のシステムや司法行政に疑問をもち、調査・研究を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

糜竺(びじく)

42
約18年間、博報堂の営業職として勤務してきた著者が、広告代理店の裏側を記した一冊です。第四の権力とも呼ばれる報道機関をある意味、広告代理店が支配している構図がよくわかります。不正を正す為にあるはずのメディアが、宣伝広告費というエサで原子力推進派に操縦されている事実は初めて知りました。宣伝広告費というエサを力に、クライアントとメディアの間をつないでいる広告代理店は、どのように動いているのか、それが、どのようにメディア支配へと繋がっているのか、非常に勉強になり、目から鱗が取れた感じがしました。2018/01/21

こも 旧柏バカ一代

25
7年前の本。元博報堂勤務だった著者自身の目から見た広告代理店の業務の話がメイン。色々とキツイ状態でインターネットが普及してきたら、電通は、戦略的にテレビを重視したおかげでかつての勢いは無くなったが、、原発事故ではその根深さを知らしめてくれた。ただ、国内限定の力なんだよな。。2020/05/20

太田青磁

16
タイトルは惹句で広告代理店のビジネスモデルを概説した内容でした。大手メディアも代理店も同じ世界にいるのだなあと。安全神話の広告と原発事故の矮小化に多大なる資金が投入されていたのは何ともやりきれない。2016/05/31

wiki

13
メディアから流れる情報は全て広告。無料視聴可のテレビは、スポンサーにCMを流す権利を渡しているだけではない。裏では巨額の金銭が動き、スポンサーの意向に沿った報道がなされる。バラエティでもニュース番組でも、その内容にスポンサーの意向が反映されている。新聞や雑誌の記事もである。そもそも広告代理店という仕事がどのようなものか。仕事を経験し、その網から外れたアウトサイダーたる著者が語る内幕とその構造の理解なしでは情報操作を避けられない。はた、この著者の執筆の裏にも、何か利権がある可能性が隠されているやもしれない。2018/02/14

風に吹かれて

12
副題は『巨大広告主と大手広告代理店によるメディア支配のしくみ』。本のタイトルから広告代理店を批判的に書いたものかと思って読み始めると、クライアントの意向を最大限に実現することで利益を得る広告業界の話でした。原発に関わる話もありますが、就職活動者が広告業界の実態を知るのに良い本かもしれません。過労死や自死する人が出るのも理解できます。そして、こう思うのです、大企業にも広告業界にもメディアにも良心的な人材がいないと社会はダメになってしまう、と。2016/11/05

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