出版社内容情報
ヨーロッパで平面ブラウン管「ベガ」の売上を飛躍的に伸ばし、ソニー・ヨーロッパ副社長まで務めた著者が次に任されたのは、グループ内でも落ちこぼれの万年赤字会社。ところが、三原流改革でたちまちV字回復を成し遂げた。「共有化」をコンセプトに儲かる仕組みを作り上げた、怒涛の〈知的体育会系〉マネジメント手法を公開!
はじめに――「知的体育会系」の勝利
第1章 いちばん弱い会社がいちばん強くなった!
1 磨けば光るダイヤモンド
2 この会社はすごい!
3 「技術の目」と「営業の目」
4 「坂の上の雲」を目指して
第2章 テレビを50万台から400万台にしたマネジメント手法
1 私が「ソニーらしくない」理由
2 “再生屋”の出発点
3 ヨーロッパ快進撃、前夜
4 前倒しで達成した「100万台プロジェクト」
5 ついに400万台を突破
6 危機的状況のくぐり抜け方
7 「乾坤一擲プロジェクト」の成功
第3章 最後は人である、だから劇場型マネジメント
1 ヨーロッパでも効果絶大の方法
2 最優先課題だった「心の修復」
3 最初は強い抵抗があった「劇場型」パフォーマンス
4 「安定した停滞」からの脱出
第4章 すべてを共有化するV字回復法
1 熱気、スピード、正確さ――共有化のメリット
2 一気呵成の改革、その中身
3 矢継ぎ早に仕掛けた、モノづくりの「選択と集中」
4 組織をシンプルにして販売力を強化する
5 仕事は社長が取ってくる!
6 SMSを支える「共有化」システム
7 「やる気」と「危機意識」を共有する
偉大なる中小企業へ――終わりに
内容説明
持てる技術のすばらしさに瞠目し万年赤字と晩年赤字の会社をたちまちV字回復させた怒涛の“知的体育会系”マネジメント手法を公開。
目次
第1章 いちばん弱い会社がいちばん強くなった!(磨けば光るダイヤモンド;この会社はすごい! ほか)
第2章 テレビを五〇万台から四〇〇万台にしたマネジメント手法(私が「ソニーらしくない」理由;“再生屋”の出発点 ほか)
第3章 最後は人である、だから劇場型マネジメント(ヨーロッパでも効果絶大の方法;最優先課題だった「心の修復」 ほか)
第4章 すべてを共有化するV字回復法(熱気、スピード、正確さ―共有化のメリット;一気阿成の改革、その中身 ほか)
著者等紹介
三原一郎[ミハライチロウ]
ソニーマニュファクチュアリングシステムズ(株)代表取締役社長。1944年、中国・上海生まれ。68年、早稲田大学法学部卒業。同年、ライオン油脂(現ライオン)入社。名古屋営業所配属。その後、実家の家業である船舶修理会社、商社、外資系船会社を経て、71年、ソニー入社。物流センター、欧州課、中東課などを経て、88年、欧州テレビ事業本部営業部長としてイギリスに赴任。95年、レコーディングメディア&エナジーカンパニー事業部長、2000年、コアテクノロジー&ネットワークカンパニーヨーロッパ社長、ソニーヨーロッパ副社長。帰国後、03年、万年赤字のソニーマニュファクチュアリングシステムズ社長と晩年赤字のソニープレシジョンテクノロジー社長を兼務。04年、両者合併後、代表取締役社長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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