マルクスに誘われて―みずみずしい思想を追う

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750506029
  • NDC分類 134.5
  • Cコード C0010

出版社内容情報

『資本論』がちんぷんかんぷんでも、マルクスは十分に面白い。気鋭のマルクス学者が自分の過去を振り返りながら、「なぜマルクスを学ぶ魅力があるのか」を語る。

内容説明

「資本論」がちんぷんかんぷんでも、マルクスは十分におもしろい。―著者が実証ずみ!気鋭のマルクス学者が“私の視点”からマルクスの思想の魅力を記す。

目次

第1部 マルクスとの出会い―「初期」もおもしろさに気づく(「すし屋にでもなろうか」;『資本論』はちんぷんかんぷん ほか)
第2部 マルクスの魅力にとりつかれる―批判のない学問なんて(知的興味をいたくそそる対象;「価値論争」の孕んでいたもの ほか)
第3部 よりマルクスの核心へ―ユダヤ的なるものの痕跡(マルクスにとってのアジア;マルクスという少年の目で見た世界 ほか)
第4部 マルクスは現代に立ち向かう―人類の夢“共産主義”を追って(マルクス的歴史観の見直し;マルクスとユダヤ教 ほか)

著者等紹介

的場昭弘[マトバアキヒロ]
1952年、宮崎市生まれ。慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了、経済学博士。一橋大学社会科学古典資料センター助手、東京造形大学助教授を経て、神奈川大学経済学部教授。神奈川大学図書館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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amanon

2
マルクスとの関わりを軸にした自伝的エッセイ。僕もそれなりにマルクスへの興味を持っていたということで、興味深く読めた。また、僕自身も著者と同じく根無し草的メンタリティを抱えているという点でもかなりシンパシーを抱いた次第。しかし、そう言うわりには、学会関係のネットワークで何かと恩恵を受けているようだけれど…それにしても、本書が出てさらに年月を経た昨今、著者が憂えたアカデミズムを巡る状況はまずます混迷を極めていることを思うと、著者の若い頃培ってきた学問や当時の状況や空気がますます貴重なものに思えてくる。2013/07/03

ジャック天野

0
大学の教授は大変!2012/11/21

オランジーナ@

0
長谷川幸洋が、 ゼミで一緒だったらしい。2018/08/22

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