出版社内容情報
ひとは老人になるのではない、老人に育つのだ
これほど“老い”を紳士に見つめた文章はかつてあっただろうか!?老人に“自立”の思想は可能なのか?83歳になる著者が自らの戸惑い、苛立ち、理想、哲学を綴る。ひとが良き老人に育つには、何が必要なのかという独特な視点で展開する“画期的老人論”の登場!
第1部 老獄記
第2部 私の考え方
第3部 老いの哲学
内容説明
85歳の著者が渾身の筆で綴る老いの苛立ち、戸惑い、理想と哲学。
目次
第1部 老獄記(老いという獄にとらわれて;その獄を逃れるには;人には主体性あるゆえに ほか)
第2部 老い深く生きて(願わくは高齢者に優しく;老い楽しむべし;老人教育のすすめ ほか)
第3部 わが思想のしるべに―いくつかのアフォリズム(つまずくことが生きること;計画は破られるためにある;一病息災という考えかた ほか)
著者等紹介
上田薫[ウエダカオル]
1920年生まれ。44年、京都大学文学部哲学科卒業。戦後ただちに文部省に入り、新教育にたずさわる。名古屋大学教授、東京教育大学教授、立教大学教授を経て、都留文科大学学長。その間、長く信濃教育会教育研究所所長を兼ねた。教育哲学・教育方法学専攻
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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