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何度読んでも、いい話―人が人と出会う運命の物語

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750503110
  • NDC分類 281.04
  • Cコード C0095

出版社内容情報

小津安二郎がいる、宮沢賢治がいる、棟方志功がいる、金子みすヾがいる…
異色の人物の織りなす“人生模様”にご注目を!
朝日新聞当代随一の名文家といわれる著者が一種独特な人物たちに光を当て、滋味豊かな、何度読んでも心に響く話を綴った。

序 章 輝くばかりの「人物」はどこにいるか
壱 章 人が人と出会う物語
金子みすゞと矢崎節夫/広岡知男とミツと知彦/川上澄生と棟方志功/ヒッチコックと関根隆/中江丑吉と阪谷芳直/フランツ・カフカと池内紀/斎藤慎爾と笹沢信/三好達治と則武三雄と荒川洋治/上野英信と松下竜一/暮鳥と混沌と満直/
弐 章 「神様」の幻を追いかけて――小津安二郎の世界を歩く

本書の登場人物
小津安二郎、谷川雁と八木俊樹、則武三雄と荒川洋治、中江丑吉と阪谷芳直、川上澄生と棟方志功、中原中也と大田清一、上野英信と松下竜一、広岡ミツと広岡知彦、暮鳥と混沌と満直、斎藤慎爾と池内紀、ヒッチコックと関根隆、金子みすヾと矢崎節夫、宮沢賢治と菅原千恵子、門田勲

内容説明

一編の詩にうたれ、青年はみすゞを探して歩き出す。無精者川上澄生が闘志の人棟方志功を触発した。池内紀は卒論で取り上げたカフカを四十代で再読し、短編を訳し始めた。『銀河鉄道の夜』のカンパネルラの謎を追う一人の女性研究者。詩人谷川雁の全詩文集を勝手に作ってしまった編集者。そして“映画の神様”の跡を追う筆者。運命の導きとは知らず歩き出した人々の物語。

目次

序章 輝くばかりの「人物」はどこにいるか(「人」を描くことの難しさ―「人物天気図」の斎藤信也の場合;ひとが「人」を描写する―朝日新聞随一の名文家門田勲の場合)
1章 人が人と出会う物語―13組の運命(はるか沖をゆく舟になりたい―金子みすゞと矢崎節夫;あっぱれな人生―広岡知男とミツと知彦;「闘志の人」と「無精者」―川上澄生と棟方志功 ほか)
2章 「神様」の幻を追いかけて―小津安二郎の世界を歩く(風格のある、いい男だったそうだ;永遠に通じるものこそ常に新しい―大船;一番楽しくて苦しい仕事―茅ヶ崎 ほか)

著者等紹介

河谷史夫[カワタニフミオ]
1945年生まれ。朝日新聞記者。70年入社、社会部、社会部デスク、企画報道室編集委員、編集局特別編集委員を経て、論説委員。夕刊時評コラム「素粒子」を担当
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マウンテンゴリラ

1
端的に言えば、自分自身の無知のせいであるが、金子みすゞ、宮沢賢治、棟方志功、小津安二郎等、それぞれに著名な文化人であるが、断片で切り取られた語りに、共感を覚えるほどの知識が無く、それ以外の人物についてはほぼ名前も知らなかった人物も多く、全般的に深い情感は湧かなかった。一般的な人物評でもなく、一流の文化人の人間関係を詩的に表現したものであるが、極めて個人的な感想としては、共感の押し売り、と言えば失礼になるが、自然に湧き出す、しみじみとした共感が得られなかったのは、少し残念な気がした。 2023/03/05

ふみ~

0
「こだまでしょうか、いいえ、誰でも。」で最近有名な金子みすゞさん他色々な文芸者たちが交差する人間模様についてのノンフィクション。◆朝日新聞に読むところなんてもう無いと思っていたが、意外とまだ読む意義のあるところは残っているみたいだ。2012/03/14

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