内容説明
国にも子供にも頼らず、自分の才覚で晩年に立ち向かう巨大な人口層の“明暗”を描く。富者の天国レジャーワールド、政治の動向までも左右する退職者団体、過激な安楽死論争、福祉の荒野を埋める多彩なボランティア活動―同じく高齢大国へと突き進む日本に投げかけるものとは。
目次
1部 挑戦する高齢者パワー(「年齢差別」への挑戦;AARPの挑戦;安楽死への挑戦;性のタブーへの挑戦)
2部 「自己責任の国」の高齢者問題(ベビーブーマーの衝撃;富者の天国、その光と影;福祉なき国の人生の終末;ボランティアの孕む未来)