出版社内容情報
天皇に戦争責任はあるのか。日本でもナショナリズムが強調され、アメリカの世界戦略が地球規模で影響を及ぼす現在においてこそ、改めて問われるべき問題といえる。昭和天皇のアジア太平洋戦争に対する戦争責任を一級の原史料にさかのぼって解明した労作。
第一部 天皇の戦争責任
1 天皇の権力および権威と戦争責任
2 国務大臣・内大臣・陸海軍首脳の任免と天皇
3 内政外交における天皇のイニシアチヴ
4 天皇裕仁と中国侵略戦争
5 天皇裕仁が対米英戦を決定した
6 天皇の戦争指導と降伏における役割
結 天皇裕仁の戦争責任は明らかである
第二部 シェルダン教授に反論する
目次
第1部 天皇の戦争責任(天皇の権力および権威と戦争責任;国務大臣・内大臣・陸海軍首脳の任免と天皇;内政外交における天皇のイニシアチヴ;天皇裕仁と中国侵略戦争;天皇裕仁が対米英戦を決定した;天皇の戦争指導と降伏における役割;天皇裕仁の戦争責任は明らかである)
第2部 シェルダン教授に反論する(シェルダン教授に反論する―天皇の戦争責任は明白である;シェルダン教授への再反論)
著者等紹介
井上清[イノウエキヨシ]
1913年生まれ。東京帝国大学文学部卒。京都大学人文科学研究所教授、京都大学名誉教授等を歴任。2001年11月23日死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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