内容説明
国家制度のはざまに生きる難民。かれらが営む学校教育の実情と力動を紐解く。トルコのシリア国境地域における綿密な現地調査にもとづいて、そこに難民として暮らすシリアの人びとが築き上げた学校教育の多様性、多面性、ダイナミズムを描き出し、人びとの営みの総体としての学校教育の役割を明らかにする。
目次
序章 なぜシリア難民による学校運営を質的に紐解くか
第1章 難民教育研究の現在地
第2章 シリアの国情とトルコによる難民受け入れの変遷
第3章 トルコのシリア国境地域における都市難民の実態
第4章 シリア人学校が展開してきた環境と背景
第5章 シリア人学校を支える人びとの営み
終章 人びとを繋ぐシリア人学校を創る
著者等紹介
ガラーウィンジ山本香[ガラーウィンジヤマモトカオル]
鳥取県出身。博士(人間科学)。大阪大学大学院人間科学研究科博士課程修了後、日本学術振興会特別研究員PDを経て、上智大学総合人間科学部教育学科科研リサーチフェロー/上智大学人間の安全保障研究所研究員。専門は難民教育/教育開発。2010年、大阪大学外国語学部アラビア語専攻在学中に初めてシリアへ渡航。豊かな歴史と文化を湛えるシリアの街と自然の美しさ、そしてシリアの人びとの優しさ、寛大さ、誇り高さに魅了された。その1年後に紛争が勃発し、報道でシリアの街、自然、人びとの生活が破壊されていく様子を見て衝撃を受け、戦火を逃れ国外で避難生活を送るシリアの人びととその子どもたちを追いかけて難民教育研究を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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