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内容説明
―機能不全家庭で育った、文学研究者、漫画家、AV監督。それでも「脱ぎきれない」ものを抱えながら、対話の場に立つ。創作と生の核心に迫る、言葉のセッション。
目次
1 私たちが育った機能不全家庭(横道誠の場合;二村ヒトシの場合;菊池真理子の場合)
2 宗教2世問題(隠しておきたかった宗教教育;宗教とSMの意外な関係;信仰の自由と表現の自由の狭間で)
3 発達障害・愛着障害・依存症(依存症は遺伝なのか、脳の病気なのか?;人間は退屈であることが苦しい ほか)
4 創作の中で表れる問題(逆張りのアダルトビデオ;解離と創作の関係 ほか)
著者等紹介
横道誠[ヨコミチマコト]
京都府立大学文学部准教授。1979年、大阪市生まれ。博士(文学)(京都大学)。専門は文学・当事者研究
菊池真理子[キクチマリコ]
漫画家。1972年、東京都生まれ。2017年、アルコール依存症の父と家族の姿を描いたノンフィクションコミック『酔うと化け物になる父がつらい』(秋田書店)で大きな話題を集める
二村ヒトシ[ニムラヒトシ]
アダルトビデオ監督。1964年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おかえ
0
半分ぐらいしか理解できなかった。他人の立場に立って考えるのが苦手という自分のASD特性ゆえだろう。それにしても、何でもかんでも精神疾患の話にするのは精神医学的あるいは心理学的に妥当なのか?2025/05/16
ちぃ
0
一気読み。自分の生い立ちとも重なる部分があり、何となく疑問を感じていたことの答え合わせをしているようか感覚でした。しかし普通は他人に隠したくなるような事をよくこんなあけすけに話せるなーと、感心してしまいました。過激さに驚きつつも、気づきがあり、安心している自分がいました。この本でも触れていますが、「ずっと自分が変だと感じていたが、自分だけではなかった」と思える事が安心感につながっている気がします。自己開示は勇気がいるけれど、それを自分に代わってしてくれる人がいる感覚。2025/05/07