内容説明
ロンドン警視庁のエリート警視ダンカン・キンケイドは、遅めの夏休みを楽しむべく車を走らせていた。しかし彼を待ち受けていたのは、絵本のように美しい景色とは似合わない、忌わしい事件だった。ホテルの副支配人の感電死を皮切りに第二、第三の殺人が。犯人は宿泊客のひとりなのか?だとしたら誰―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くたくた
59
キンケイド警視シリーズ最初の一冊。部下のジェマ・ジェイムズ巡査部長にうらやましがられながら、田舎の会員制リゾートホテルで一週間の休暇を取るダンカン。警視になったばかりで、3週間ほど休みも取らずに猛烈に働いていたらしい。ダンカンはハンサムな30代後半、ジェマとは10歳ほど年が離れてる。乱れ気味のキャラメル色の頭髪、鼻筋がちょっと曲がってる、というところまでは良しとして「チシャ猫のような笑顔———いたずらっぽさと優しさが半々に入り交じった、心から相手を安心させる笑顔」がどうしても想像できない。笑2020/10/28
goro@the_booby
53
キンケイド警視は大丈夫か!出会う女性は誰でも必ず好きになっちゃうのね。まぁわかるけど。2023/06/18
ケイ
52
キンケイドシリーズ、4作目から入ったので一作目を探してきた。イギリスだからか、アガサクリステイを彷彿させる感じ。警視がたまたま休暇先で遭遇した事件に関わり、解決に導いていくというもの。登場人物はわりに多いが、よく書き分けられていて、わかりやすかった。2014/03/31
たち
40
怪しげな登場人物たちと、ちょっと素敵なキンケイド警視、このアガサ・クリスティを思わせる設定は嫌いじゃありません。でも、最後にあの憎ったらしいナッシュ警部補とキンケイド警視の対決があったら、もっと面白かったんじゃないかな~。続き読みたい‼2018/05/12
あさうみ
34
紳士的なキンケイド警視が事件を解決していく。面白い警察小説ということでオススメされたシリーズ一作目です。忙しい日々から休暇をとったホテルで殺人事件に巻き込まれる。ちょっと登場人物が多いので何度か振り返った。キンケイド警視の人柄を大プッシュされたのだが、「おおい…紳士というか…女たらしやん…!( ´д`)」という第一印象。3作目まで借りたのでこれから、という期待をこめて次に進もう(笑)犯人は予想外でした。2018/03/25