目次
第1部 潮と風の歴史と社会(コロンブスはポルトガルで何を学んだのか―潮と風の秘密をめぐって;近世のゴアおよびリスボンにおける日本人奴隷の状況;南米大陸北部の空間のナショナリズム―一七・一八世紀のアマゾン川の航行;ポルトガル海洋帝国におけるポンバル改革―「啓蒙」と「革命」の間で;大西洋奴隷貿易とラテンアメリカ―一九世紀ブラジルを中心に;一九世紀前半のメキシコ銀をめぐるグローバルヒストリー―『東航紀聞』に見られるメキシコへの日本人漂流民の記録を手掛かりに)
第2部 潮と風の歴史の周辺(ヨーロッパ西域の民族移動のターミナル;人食い言説を考える;大海原を挟んで―グローバル時代を生きたマヤ王族とスペイン王国の関係性;新大陸の南北両古代文明圏に挟まれた中間領域における考古学の公共的役割と課題;一九世紀日本人漂流民小史―帰国できた者、できなかった者)
著者等紹介
住田育法[スミダイクノリ]
京都外国語大学名誉教授。IELAK客員研究員。リスボン地理学協会会員。ブラジル史・地域研究。修士(文学)
牛島万[ウシジマタカシ]
京都外国語大学教授。ラテンアメリカ史・国際関係史・地域研究。博士(言語文化学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。