内容説明
外国人と地域とを橋渡しする移民時代のお寺のあり方。
目次
第1章 序論
第2章 先行研究の概観および研究課題
第3章 研究方法
第4章 仏教徒ベトナム人技能実習生の心の拠り所はどのようであるか
第5章 ベトナム仏教法要はベトナム人仏教徒の信仰や人間関係にどのような影響を与えるか
第6章 国際共修はベトナム人仏教徒の信仰や人間関係にどのような影響を与えるか
第7章 結論
著者等紹介
清藤隆春[キヨフジリュウシュン]
1982年、福岡県生まれ。博士(学術)。専門は宗教社会学。現在、北九州市立大学国際教育交流センター准教授。浄土真宗本願寺派東迎寺副住職。2005年、早稲田大学第一文学部卒業。日本およびシンガポールで高校教員を務めた後に渡英し、2017年ロンドン大学大学院SOASで修士号(社会人類学)を取得。帰国後、徳島大学特任助教などを経て2022年に現職に就くとともに、九州大学大学院地球社会統合科学府で博士号(学術)を取得する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
2
国際貢献という目的・現実には矛盾を抱えた制度 地域仏教寺院の古くからのハブ的役割 異なる文化を持つ人々の相互理解と良好な関係構築 同じ信仰と異文化を媒介する外交的性質 ベトナム人技能実習生の心の拠り所 日本を学ぶ場としての日本仏教教室 辛い現実を家族に話せないことによる精神的な辛さ 敬意に値する家族と日本人への感謝 日本にベトナム寺院が少ない現実 信仰継続の機会と心の安定 故郷から離れていても仏に会える場所 外国人への意識変化と仲間としての認識の変容 寺を開くという姿勢での地域との繋がり2025/05/05