内容説明
21世紀最大の脅威となっている新興国の強権的な政治指導者、ストロングマン…プーチン、エルドアン、フン・センらは、なぜ出現したのか?急速に国際社会で存在感を増しているストロングマンの特徴、先進国とは異なる背景、権力維持の方法をあぶりだす!
目次
序章 ガバナンス改革とストロングマン(外山文子)
第1部 ガバナンス改革のあゆみと影響(権威主義体制におけるガバナンス改革を巡る国際社会と開発援助(小山田英治)
東アジア経済発展の思潮変遷―市場、政府、ガバナンス(三重野文晴))
第2部 各国のストロングマンたち(1)―民選政権(ガバナンス改革への「反動」とプーチン体制の確立(溝口修平)
エルドアンによるEU改革支援の「利用」と民主主義の後退(岩坂将充)
フン・セン体制下における権威主義の強化メカニズム―選挙とガバナンス改革の形骸化(山田裕史)
ドゥテルテ政権下のガバナンスの安全保障化―政府‐NGO関係に着目して(木場紗綾))
第3部 各国のストロングマンたち(2)―軍事政権(タイにおけるガバナンス改革と反動、軍事政権の再登場(外山文子)
タイにおける「ストロングマン」誕生の土壌(赤木攻)
ミャンマーにおけるガバナンス改革と軍政(伊野憲治))
著者等紹介
外山文子[トヤマアヤコ]
筑波大学人文社会系准教授。博士(地域研究)。タイ政治、比較政治学
小山田英治[オヤマダエイジ]
同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授。博士(学術)。開発政治学、途上国ガバナンス研究
岩坂将充[イワサカマサミチ]
北海学園大学法学部教授。博士(地域研究)。現代トルコ政治研究、比較政治学、中東イスラーム地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 洋書
- Original Sin