生体管理の近代史―個人識別技術と身体の情報化

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生体管理の近代史―個人識別技術と身体の情報化

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  • サイズ 46判/ページ数 408p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750358888
  • NDC分類 007.1
  • Cコード C0036

出版社内容情報

バイオメトリクス、生体認証の技術なくしては、今日の社会活動は成り立たないというところまできている。こうした技術が立脚している、近代特有のいわば「可読的身体」に目を向け、その歴史的な系譜と諸相とを、西洋や植民地の事例を手がかりに考察する。

内容説明

生体認証(バイオメトリクス)の技術なくしては、今日の社会生活は成り立たなくなりつつある。この技術が依拠する「可読的身体」に目を向け、その歴史的な系譜と諸相とを、西洋や植民地の事例を手がかりに考察する。

目次

「読まれる身体」の近代
第1部 規格化する視線、数値化される身体(可読的身体の系譜学―旅券・客観性・人体測定;近代イギリスにおける医療技術と健康管理―一九一八~一九年インフルエンザと体温計測;X線の医学的な使用と防護意識の形成―ドイツの事例を中心に)
第2部 「反社会的身体」への不安(可視的身体と可読的身体のあいだで―アルフォンス・ベルティヨンの功績;遺伝学者ハンス・ナハツハイムと「遺伝衛生」―一九五〇~六〇年代ドイツにおける優生学の一例として;生体認証技術と人種主義―現代ドイツにおける移民・外国人管理の事例)
第3部 植民地世界の生体管理(植民地インドにおける「犯罪的集団」の身体の可読化;南アフリカにおける指紋法の導入と展開―英領ケープ植民地の医師、警察と身体を中心に;「熱帯医学」としてのハンセン病研究―帝政期ドイツの議論から)
身体の情報化に抗して

著者等紹介

村上宏昭[ムラカミヒロアキ]
筑波大学人文社会系・准教授。専門はドイツ近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Go Extreme

1
可読的身体の歴史 視覚的認識の特性と技術的な限界 身体の複数部位を測定し記録する 被写体の位置や向きの厳密な規格化 植民地インドでの指紋押捺の開発 危険な他者としての外国人イメージ 生体認証技術の積極的な活用 遠く離れた観察者をつなぐ言葉 機械的客観性の象徴 医療分野での測定と数値化 患者の状態を示す重要な指標 過剰な被ばくのリスク 生体管理の多様なあり方 積極的な遺伝健康ケア 植民地支配を正当化するイデオロギー テロリズム対策としての生体認証 不変性と個体識別性の高さ 権力関係の中で行使される技術2025/04/08

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