目次
序章 ホームレスの対抗的公共圏の可能性を探るために
第1部 ホームレスの人々をめぐる状況の変遷(福祉国家の変容とEU、米国、日本のホームレス施策;新聞におけるホームレス表象の変遷)
第2部 ストリート・ペーパーの言説分析(ストリート・ペーパーとは;“他者化”からの脱却―国内のライフストーリーと読者投稿欄に着目して;「降格する貧困」の時代の対抗的な自立観―欧米の販売者のライフストーリーに着目して)
第3部 ストリート・ペーパーの日常的実践分析(“他者”との出会いは対抗的公共圏に何をもたらすのか;包摂策変容の可能性;「ともに楽しむ」という対抗性;応答し合う関係性から始まる新しい社会構想とは?)
終章 “他者”と出会い、構想する新たな社会
著者等紹介
八鍬加容子[ヤクワカヨコ]
『ビッグイシュー日本版』編集部を経て、京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。専攻は社会学。現在、九州産業大学地域共創学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。